夏は暮らしが簡単になる
数日前から、サンダルをはきはじめた。よって、ソックスがいらなくなった。
普段着も、半袖のシャツになったから、朝、血圧を測るのに、袖をまくったりしなくていいので超楽だ。暑くなると、いろいろ本当に暮らし向きが簡単になる。
母が昔、「北の国出身の偉い人は多いけど、南の国はそうでもない。日向でごろごろしていたら何も考えずに生きて行けるからにちがいない」とか、むちゃくちゃなことを言っていたっけ。まあプラトンも理想郷に文学はいらないと言ってたように、不幸や苦労が文明や文化を発展させるのなら、たしかに平和なユートピアに偉人はいなくていいのかもしれない。だとしたら、日本の戦後にバカが増えたみたいなことを、ネトウヨもリベラルも言ってるのも、それと関係あるのかしらん。
つまり、あの、することなすこと何から何まで、極め付きのアホの丸山何とか(私は西武の山川選手はわりと好きなので、同じ名前なのがほんとにムカつく。いい名前なのになあ。ちなみに山川選手のあだ名はアグーらしくて、テレビ番組でいつもながら恐れを知らぬ柳田選手が「アグーはかっこいいですよ」とほめてたけど、それって豚じゃんいいのかよと、びびった。まあ本人公認のあだ名らしいけど)も、あの底抜けの間抜けぶりは、平和の申し子なのだろうか。
それでなくても首相がプーチンにバカにされまくって北方四島の返還がものすごく困難になりつつある時に、島民の方々に「戦争するしかないんじゃないですか」って質問してからんで、酒を飲んでたと言い訳するって、もう、愚かしさが行き届きすぎて、声も出ない。ひょっとしたら、これで、プーチンにもトランプにもしたい放題されている首相の天井知らずのアホぶりが、目立たなくなるという効果をねらっているのか、まさか。泥で汚れた上から糞を塗りたくってごまかすたぐいだよな。
今朝、宅急便を受け取らなくてはならないので、午前中は家から離れられず、しかし朝の十時までにコンビニの返却ボックスにDVDを放り込まないと延滞料を取られるので、ええいとばかりに、ゆうべの夜中すぎ、風呂上がりで髪も洗って乾かしてたときに、一念発起して車でコンビニまで行って来た。もう服を着るのもめんどうだったので、下着の上にコートを羽織って、これで事故か犯罪にまきこまれたらどうなることかと思いながら、人っ子ひとりいない月光の道を走った。なかなか快適なドライブだった。
そう言えば、母に比べると常識の権化と自他ともに認めていた叔母も、たしか昔、パンティの新しいのを買い忘れて、どこかに出かけるとき、しゃんとしたスーツかドレスかの下はノーパンで出かけて、途中でデパートに寄って買ってはいたとか、普通に話してたような気がする。
片づけ仕事は進んでいる。進んでいるが終わらない。達成感と絶望感が同時に押し寄せる精神状態って、ドラッグもこうかと思うぐらいハイになる。とにかく朝起き上がったときから、夜に枕に頭をつけるまで、一秒も惜しんで、先読みし計画し、行動する毎日で、そろそろもう、こんなのイヤになってきた。ぼうっと山の上か海の底で座禅でも組んで一日過ごしたい。