夜更けの荒業
ささやかながら時宜を得た署名じゃないかと思います。
賛同、拡散お願いします。
少し前、三毛猫シナモンの命日でした。キャラメルについで私の腕に抱かれて死んだ二番目の猫でした。
彼女が拾われてうちに来たばかりの子猫の時に、キャラメルのお墓の上で遊んでいる写真がひょこっと見つかって、なつかしかったのですが、それが十数年後には、こんな貫禄あるおばさんになるのですよね(笑)。
でもシナモンは、ちょっと斜視でしたが、色っぽいかわいい顔と、こじんまりしてふっくり太ったきれいな身体と、まっすぐで先のとがった世にも美しいしっぽが特徴で、それが写真ではなかなかうまく出ないのです。
性格は何度も言いますが、常に賢くて明るくて前向きで、わが家の猫の歴史に残る名猫でした。
今日は昼から雨らしい。もしそれが本当なら、朝の水まきはしなくてもいいのだけど。
ゆうべ、上の家(伽羅館)の二階を片づけていて、突然、下の一階の居間にある、叔母のソファをここに持って来たらいいなと気がつき、でも、途中の猫部屋も書庫も狭くて通過できそうにないので、夜更けに玄関からいったん庭に出し、横の入口からまた家に入れて、狭い階段を運び上げ、何とか望みの場所に置きました。
叔母がテレビを見る時のために特注で作った、小ぶりながら猫脚つきの立派なソファで、当然ながら分解もできず、私の背の高さぐらいの長さのやつを、一人で運び上げる私の無謀さは、いつもながら、そろそろこんなことはやめないと、いつかソファとともに階段から転げ落ちて首の骨を折るだろうと何度も痛感するレベルです。
ジムに行ってもあまり体重が減らないでうんざりしていたのですが、足腰はたしかに強さを維持できているなともわかって何よりでした。
力もいるけど、それだけではないんですよ。狭い空間を四本の脚と背もたれをかいくぐりながら、どこをどうしたら動かせるか、どこに力点をおいたら持ち上がるか、幾何学的な考察のもと、軟体動物のように身体を曲げたり伸ばしたりもしなきゃいけないし。
さすがに今朝は腰や脇腹が痛い。ここ数日はせいぜい軽い仕事しかしないようにしておかなければ。いっそもう映画でも見に行こうかしら。それとも原稿書くか、料理でもするか。ソファのなくなった代わりに荷物が散乱しまくっている、伽羅館の居間を何とかするのが先かもしれない。