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母の「活水」時代(2)

母の古いアルバムに貼られていた、今の活水女子大学に居た時代の写真です。
古い写真を傷つけないよう、こわごわ台紙から外していると、何だか古代の墓あばきをしてるみたいな気分になって恐いよー(笑)。

それにしても、映っている女子学生たちが、ちっとも構えた様子がなく写真慣れしていて、今の女子高生とはまたちがうけど、あまり昔の女子学生って風ではないのよね。ものすごく新しい時代の人っぽい。外国風なのか長崎風なのか、姿勢や表情も、どこか日本人らしくない。お洒落な学校だったのだろうと見ていて思います。

もっとも母は、キリスト教一辺倒のここの教育が嫌いだったらしく、最後まで洗礼は受けなかったし、卒業式の日はもう二度と来るかと思って坂を一気にかけ下りたそうで、実際多分死ぬまで行ってないと思う。
長崎の街はなつかしがって、一度私と昔住んだ家の跡や学校の跡を訪ねて回ったこともあったんですけどね。

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カツジ猫