夜目にも白く。
◇久しぶりに料理をして、野菜くずをコンポストに捨てに、庭に出たら、梅のつぼみが開いていた。私のひざぐらいまでしか、まだ高さがない小さな木なので、夜目に白い花とつぼみは、波打ち際に上がるしぶきのように見えた。昨日今日と天気は少し荒れ模様だが、春は確実にもう訪れている。
◇池田清彦さんとKumikoさんのツイッター、ツイログを紹介しておきます。どちらにも、その通りと言いたくなる記事ばかり。福田元首相は、首相の最後のころには、母がけっこう評価していたな。
https://twitter.com/IkedaKiyohiko
自民党の憲法案が「私権の制限」を入れこもうとしてるらしいが、本当にその意味がわかってやってるんだろうか。わかってなくてもわかっていても、どっちにしても、危なくって、とっとと総辞職してくれないと、こういう政治家や閣僚は、泥棒や殺人犯より恐い。
そしてアカデミーの主演女優賞は「スリー・ビルボード」のフランシス・マクドーマンドだったのか! めちゃくちゃうれしいが、それを紹介した日本のテレビが、彼女の性差別を批判したみごとなスピーチを「おとこまえ」と評した(それも女性がね)と言うのじゃ、もう本当に、みっともなくて恥ずかしくって情けなくってあほらし過ぎて、ため息まじりに笑うしかないよ。どこまでアホと不勉強と意識の低さと鈍感さをさらしたら気がすむんだ。
◇毎日新聞の投書欄に93歳の女性の、無駄のない、澄明でまっすぐな投書が載っていた。思わず、えりを正して読んだ。あんまりいいから、コピーもしておく。
https://mainichi.jp/articles/20180306/ddm/005/070/009000c
戦争体験から平和への思いを強くした俳人の金子兜太さんが亡くなりました。水俣病を告発した作家の石牟礼道子さんも亡くなりました。時代の波に流されることなく、多くの人に真実を伝える努力をなさった生涯でした。
私もいろいろなものを見てきましたが、今の安倍政権のおぞましさには心が震える思いがします。戦争が終わった時、政権を批判すれば獄につながれるような時代は二度と来ないだろうと思ったのに。「自由」と「平和」が再び、どんどん遠ざかろうとしています。
ウソにウソを重ねても平気な政権。それに群がろうとする財界やマスコミなど各界の追随者。ひたすら米国の方を向いて、対照的に沖縄や福島の人たちには冷酷な視線。これには憤りでいっぱいになります。こんなひどい政治が今までにあったでしょうか。このような政治家を選んでしまったのは私たちですが、選挙で選んだということは選挙で落とせるのです。いちるの望みを捨てていません。