奴隷根性。
◇こちらのツイッターが、原発事故の時の民主党政権の対応を評価する記事を書いています。
私も、あの時の菅直人首相の行動がどうしてあんなに批判されるのか、当時からふしぎでならなかったし、民主党政権への悪口は、本当にずっとこれまで見るたびにムカついていました。
意図的な操作があるとしか思えなかったし、リベラルな人たちさえもが、それに乗っからされてしまった面があると思っています。
ぜひ、読んでいただきたいです。
https://twitter.com/TOKYO_DEMOCRACY
以下に、主な部分をコピーしておきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
菅直人氏が撤退を企む東電に乗り込んで檄を飛ばさなかったら、福島第1だけでなく第2も連鎖的に過酷事故を起こし、東日本全域が居住不可能になっていたでしょう。(その前に米軍核対応部隊が第1原発を占領下に置いていたかもですが。)首都圏3000万人を含む日本人口の半分が、菅氏に命を救われたのです。
自衛隊は最悪の事態に備えて、首都圏を戒厳令下に置くプランも立案していました。これは震災後に週刊誌が特集記事にしています。今、菅直人氏についてデマを飛ばし、あるいはそうと信じ切ってデマを広めているネトウヨも含めて、菅氏に命を救われたのに。
今も、ちょっと検索すると、「じゃあ安倍総理が乗り込んでいって菅直人のように現場を混乱させてもいいのか」などと言っている恩知らずの恥知らずが大勢います。民主党政権の最大の功績であった未曾有の原発事故対応が、安倍自民党のデマによってここまで捻じ曲げられてきたのです。
菅直人氏の東電乗り込みと訓示が現場を混乱させて、ましてや原発事故を悪化させたというのは、例えて言うなら、杉原千畝が命のビザを書いたためにナチスが逆上してユダヤ人の虐殺を始めたというぐらい、めちゃくちゃな話です。こんなめちゃくちゃが、ろくに訂正されないまままかり通ってきたのは、民主党政権に対して過度に批判的だった左派・リベラルや反原発派の責任も大きいと言えるでしょう。
この連続ツイートが結構RTされていますが、反原発派、反安倍派も含め、皆さん実はあまり知らなかった、もしくは考えたことがなかったのでしょうか?東日本が原発事故によってどれだけの危機に直面し、菅直人内閣がそれにどう対処して、決定的な破滅を回避したか。今こそ知られるべきかも知れません。
東日本大震災1周年の際に出された週刊文春2012年3月15日の特集記事「東京に「戒厳令」発動 極秘作戦書を独占入手!」に、それが書いてありました。
この極秘作戦書によると、福島第1原発から東電が撤退し、1号機から4号機までに連鎖的に不測事態が起きて対処不能になり、膨大な放射性物質の拡散が予測された時には、茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉全域、東京23区と多摩地区、横浜市の一部を含む250km圏内の治安維持活動を行う計画でした。
同地域の総人口は3500万人以上です。この作戦では、米国防総省国家戦略局と対核戦争専門部隊の作成した放射性物質の大気中拡散予測図が参照されました。それによると、風向きによっては、原発から出た高レベル放射性物質の「雲」がわずか6時間で首都圏全域に広がり、12時間後にはさらに広範囲に拡大、24時間で日本列島の半分を覆うとされていました。
原子炉または格納容器、新たな原子炉建屋の爆発が発生、大量の放射性物質が拡散した場合、東電と協力会社の従業員に全員退避命令が出されます(菅直人氏はこれを食い止めたわけです)。
未避難住民をリストアップしてマップ上に表示、住民一人一人に担当隊員を割り当てます。緊急事態につき住民への除染はなし。輸送機、ヘリコプターをフル動員し、自衛艦全艦にも出航命令を出します。
フェリーや貨物船も借受け、東北方面隊と東部方面隊の全部隊で避難支援を行います。徒歩や自家用車により自力避難可能な住民は支援せず、希望者と要避難支援者のみに限定します。自衛隊は警察との協定を発動し、東京都内の治安活動にあたります。
統幕関係者が最も危惧したのは、首都機能の麻痺による社会秩序の崩壊でした。極めて深刻な混乱が首都圏に生じた場合、創設以来初の治安出動が自衛隊に命令され、重要防護施設、人口密集地、大規模交差点などを自衛隊が警備。さらに不測の事態や政治判断によっては、戒厳令を布告します。
複数の原子炉もしくは格納容器の爆発により制御不能状態が現実化した場合、陸上自衛隊はコンクリートによる「石棺作戦」を実施。原発付近に生コンクリートプラントを設置、パイプラインで原発に送り、屈折式高圧ポンプ車で注ぎ込みます。
一方この時、米軍は、原子炉専門のダメージコントロール(被害軽減)の専門部隊450名を待機させていました。原子力空母や原潜の原子炉が敵の攻撃や火災事故などで破損した際に出動するエキスパート部隊です。指揮官は横田基地統合支援部隊(JSF)のウォルフュ海軍大将でした。
これが、今も恩知らずたちに不当な誹謗中傷を加えられ続ける菅直人政権が、311で直面し、国民の生命を守るために死力を尽くして戦い乗り越えた、恐るべき現実でした。日本人はこのことを知るべきです。あの震災の時、自民党政権でなくて、民主党菅政権でどれだけ良かったか。噛みしめるべきなのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(引用終わり)
◇それから、このツイッターでも、
「仕事をしない政治家の尻を叩く人に対して『足を引っ張るな』という人間の奴隷根性たるや、凄まじいものがありますね。お前が尻を叩かせないことがいちばん足を引っ張ってるんだよ。」
と書い
ていて、その通りなんですが、このところ、「災害を政権批判に利用するな」というツイートがけっこう流れていて、そこまでひどいアベ信者が増えているのかと慄然とします。
何より、それなら、、民主党政権のときのことも、きちんと比較検証してほしいってことですよね。アホな連中が、あの時のことを、いまだに錦の御旗みたいに持ち出して、しかも一番腹立つのは、当の民主党だった人たちまで、へへえっと、ひれ伏して反論しないじゃないですか。良心的なの通り越して、どこまで人がいいんだかもうまったく。