学会やら歌舞伎やら
昨日は昼に宗像の新婦人の会に、むなかた九条の会代表でごあいさつして、そのまんま九大の国語国文学学会に。どちらも、いい意味で身内っぽくほのぼのした雰囲気で、特に後者ではスピーチを頼まれてついべらべらとあることないことしゃべった自分が、そういう人たちの中では、どぎつい色の毒ヒトデみたいとちょっと思った。
例によって金がない金がないと連発してたら、昨夜は恩師が、今日は若い同僚がお茶をおごってくれた。いかん。毒ヒトデが人に寄生していては。
今日はその同僚の先生と歌舞伎を見たのである。初めて見る演目も多くて楽しめた。天井桟敷みたいな最上段の席だったが、そこから見てもどぎつくあざやかな緑色で、歌舞伎に出てくる動物はみなそうだが、これをカエルと思えと言うんかいと言いたくなりそうなカエルが、ものすごくわざとらしく柳にとびついていた。小野道風はそれを見ていろいろ感ずるところがあるわけだが、その述懐で何度もカエルのことを「虫」と言っていたのが新鮮?だった。あれ虫かい。
そのあと、お茶をおごってもらって、帰りは夜になったのだが、近所のスーパーの閉店にぎりぎり間に合いそうだったので、飛びこんで、4パック千円の肉類とか、半額のさしみとかを買いこんで、2000円たらずでおさめ、ごきげんで帰宅した。
バギイは外で鳴いてるのだが、戸をあけて呼んでも入って来ないし、近づくと逃げる。やっかいなやつだ。