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忘れもの。

◇ここ数日風邪気味なので、家で終日じっとしておこうと思うのだが、なぜか連日出歩いて、夜までかかることもある。もう本当に、どうなってるんだろう。

◇木曜日の朝、燃えるごみを出しに行ったら、家の前の木立を見あげているご婦人が二人いて、何か木の上の枝か葉を取っているようだった。近所の人と思ってあいさつしかけたが、どうもちがうようで、きっと何か葉っぱか実かを取りに来られているのだろうと、そのまま通り過ぎた。
戻るときに見ると、お二人は停めていた車に乗って去って行かれて、ああやっぱりどこか遠くから来た人なんだなと思い、何か珍しいものでもあるのかと、木の上を見たが、私の目では何も見つからなかった。

そのまま通り過ぎようとして、ふと見ると、道のわきの木立の下の枯れ草の上に、布の袋がおいてある。女の人が荷物をいっさいがっさい入れて持ち歩くような袋である。
ああ、これは忘れて行かれたのだな、きっと大切なものも入っているだろうなと思った。しかし、近づいて調べるのも何だかはばかられるし、気づいて取りに戻られるかもしれないし、しかし、そう人通りが多い道ではないが、車もそこそこ通るから、このまま放っておくのも不用心だし、どうしようかな、と家の前まで戻ってから、迷いはじめて、庭先をうろうろしていた。

メモでも残して保管しておこうか、ちょうど向かいの家の人に声をかけて相談しようかと考えながらながめていたら、車が来て、さっきのご婦人らしい人が下りて、袋を取って行かれた。やれやれ。

◇叔母の冬用のネグリジェを見つけて喜んでいたら、冬のセーターがまたどっさり見つかった。誰かにあげてしまったっけと考えこんでいた、大きな犬の編みこみがあって、首についている鈴がちりちり鳴る、ごっついセーターもちゃんとあった。それはうれしかったけど、やっぱり服が多すぎるよなあ。目がとどき記憶に残り管理できる範囲にとどめて、あとはやっぱり処分しないと。

◇新聞は、国会の議論がどうなっているか、まるで報道しないけど、国民をバカにしてるというよりか、バカにしようとめざしているとしか思えない。

明日は、九条の会の勉強会が13時から河東コミセンである。その後は5時半からオール宗像の市長選についての報告会。この体調だと真剣にパスしたいし、また女性だけがお茶をつぐ会になるのだったら、正直もう二度と出席したくないな。さしあたり自分用にペットボトルは買って行こう。

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カツジ猫