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悪あがきにもほどがある

ツイッターの方でも少し紹介しているが、伊藤詩織さんの勝訴に対する山口氏や、それにくみする人々の(百田氏とか)の発言が、むっちゃくちゃだな。内容もだが、世の中の流れや空気も読めてないのかと、そっちの方面でも驚く。

まあ、日本ならこれでもいけると、なめているのかもしれないが。
昨日のヤフーのニュースを見たとき、伊藤詩織さん「勝訴」と、なぜか勝訴がカッコつきで報じられているのに、背骨の中から火が吹くぐらい腹がたった(記事の内容はちゃんとしていたが)。それが昨夜や今朝あたりのヤフーのニュースでは、海外の反応の報道も含めて、皆カッコがとれていた。それはそれでなんかまたムカムカする。右顧左眄の腰抜けめらが。

それで思い出したが数日前、日本の女性の地位が世界で123だか121だか、そのへんにまで落っこちて、まあ何が女性活躍だよというようなニュースが報道されたときの、ヤフーのコメント欄も男女を問わず、ひどいものだった。特に、どいつもこいつもくり返していやがるのが、「日本は固有の事情があるから、外国の基準に画一的にあてはめても意味がない」みたいな言い方で、あのなー、世界の数百国だぞ。熱帯もありゃ僻地もありゃ、人種も伝統も宗教も千差万別、同じどころか似たような国さえねーよ。それを画一の基準で見るのがいかんと言うなら、ノーベル賞も国連もオリンピックもやめちまえ。どうせ、オリンピック見てても、自分の国の選手しか見てなくて、それがいくつ金メダルとれるかしか報道しないし関心ないから、世界各国どれだけちがった人間が住んでるのかさえ実感するヒマがないんだろうが。「うちは特別です」「よその基準はあてはまりません」とか言い張っていて、すむこととすまないことがあるだろうに。

講演の資料は何とかできあがりかけてるような気がするが、まだまだ油断はできない。最近スーパーでは、なぜかバナナがわりと安いので、房ごと買って来て、それをかじりながらがんばっている。雨模様なのに、久しぶりにベッドのシーツやタオルケットを洗濯し、冬の薄い毛布に替えてみた。そのせいか快適でぐっすり眠れる。猫のカツジも何だかきげんがいい。

黄色い新車はだいぶ慣れて来た。あいかわらず、あれこれよくしゃべる車だ。「二時間たちました。休憩しませんか」とか言ってくる。どうでもいいが、「休憩して下さい」「休憩しましょう」でも、それなりに私は怒ると思うけど、「休憩しませんか」と妙にひかえめな言い方をしてくるのにも、できすぎた執事や秘書にイラつくように、うるさいよと思わず言い返したくなる(笑)。

そして、画面に緑色の明かりがつくとエコ運転してることがわかる仕組みになっているのだが、到着して停止してエンジンを切ったら、節約したガソリンの量とスコアが出て、それが高いと「GOOD!」とか表示で評価してくる。
私は評価されるのは大嫌いで、こういうことされると、わざとでも無駄な走り方をして見たくなる人間だが、なぜかそうならない。そこで気づいたのは、私は他者の評価に左右される性格ではないが、畜生負けてたまるかと対抗意識を燃やす性格でもあって、思わずこいつに良い評価を出させてやると意地になるところは確実にある。人間はこうやって人工知能に洗脳教育されるのだなあ。

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カツジ猫