半狂乱
あまりにもう、すべてが行き違って、いろいろうまく行かないので、逆上したあまり、あろうことか、今朝は二車線の道を一車線とまちがえて、数メートルだがみごとに逆走してしまった。早朝で車がいなかったからよかったが、下手したら高齢者の事故死でワイドショーに取り上げられるところだった。いろんな事故の話を聞くたび、バカかとか信じられないとか思うが、そんなことを言っている場合ではないと痛感した。
あたりまえのことを喜ばなくてはならないのも情けないが、伊藤詩織さんの訴えが民事裁判で認められて、山口氏に300万とかの賠償が命じられたのはめでたい。彼はさっそく控訴したようだ。今さらあとにも引けないのだろうが、長引くだけ恥をさらすことになるのではないだろうか。そして、実際そうなるように、私たちも伊藤詩織さんを支援しつづけなければいけないだろう。
どっちみち、年末ぎりぎりまで、いろいろ修羅場になりそうだ。そして私自身の人生も、きっと棺のふたが閉まって、墓の土がかけられる最後の最後までこんな風にあわただしくどたばただろうという、非常に嫌な予感がする。まあ、棺だの墓だのがちゃんとあるような最期をとげられたらという話ではあるがね。
今朝、白黒猫のマキちゃんが帰ってきた夢を見た。正夢になるといいが、それよりどっかでもう死んで、魂がご帰還あそばしたのかという気がしないでもない。抱き上げた身体の暖かい毛の手触りも、なでてやった頭の固い丸さも、実にリアルに手のひらに残っている。