憲法学習会の報告
◎ゆきうさぎさん
お祖母さんの日記、なかなかですね。ときどき紹介して下さい。(笑)
ご心配をかけましたが、今日の憲法学習会は私は10人ぐらいじゃないかと心配していたのですが、60部用意した資料が足りなくなるぐらいで座席はほぼいっぱいになりました。
池永修弁護士の話はわかりやすくて、勉強になりました。その後の参加者の意見も活発で、「高校生をはじめ3人の息子がいて、平和憲法は絶対に守りたい」という若いお母さんや、新聞を片手に記事を紹介しつつ意見を述べる人など、いつもながら参加者の発言の内容が豊かで多彩なのに驚きました。
例年、福岡での県の集会に代表が参加して、地元での催しはしなかったのですが、杖をついて参加された高齢の方から「ありがとうございます。来てよかった」と言われたりして、遠出ができない方々のためにも、近くでこういう集まりをする必要を、あらためて感じて、よかったです。
◎池永弁護士は、自民党の提案する憲法の草案と今の憲法の対照表をもとに、しっかりした説明をして下さいました。
簡単に一部を紹介します。
憲法は「いろいろな法律の親玉」と思われがちだが、そうではない。他のすべての法律と、まったく性格がちがう。
憲法は、国家がさまざまな法律で国民の権利や自由を侵さないように、国家や権力をしばるもので、「守りなさい」「してはいけません」と命じている対象は、国民ではなく、国の方である。それは、他のすべての法律とまったくちがっている。
自民党の草案は、近代の法律では常識の、この根本がまったくわかっていない。だから、対象が国民になっている。だから、国民の守るべき義務が、今の3つから24にふえている。
その他、あらゆる点で、国民の権利や人権が制限され、後退している。非常事態には総理大臣が法律を決められるようになっていて、これは非常に危険である。
今の憲法は、国家権力が強大になりすぎないよう、さまざまに権力を分割しているのだが、自民党草案ではそれを集中させて、権力を握った者が何でもできる体制を作ろうとしている。
今の憲法はよく考えられていて、時代の変化にも柔軟に対応できるようになっている。だから変えないでも十分にやって来られた。
アメリカは何度も憲法を改正しているというが、それは「議員が任期中に歳費を値上げしない」とか、「18歳以上の投票を認める」とか、人権や国民の権利を守ることばかりだ。しかも改正の提案は一万件以上あったが、実現したのは6件だ。
自民党の「草案」は非常によい討論資料になる。ぜひ、知って、広めて、問題点を皆に教えてほしい。
◎まだまだありますが、おいおい書いて行きます。
私の考えでは、だいたい、「アメリカからの押しつけ憲法」という言いがかりも、たいがい古くからくりかえされていますが、アメリカ軍の基地もTPPも押しつけられて平気な人たちが、どの口でそんなことを言えるのだろうと思いますけれどね。
◎ところで、昨日、同居人の若い人に手伝ってもらって、カツジ猫のために鯉のぼりを立てました。
そこそこちゃんと、風になびいて泳いでいます。
その内、カツジとのツーショットを撮りますね♪