成算あり

庭のあちこちで、キンレンカの勢いがいい。百円もしない安い苗のひょろひょろみすぼらしいのを買ってきたのに、今ではとてもそうは見えない。

実は十年ぐらい前、金網の庭の中にこれを植えたら、もうはびこってはびこって手のつけようがなくなり、とうとう皆抜いてしまったことがある。今考えると乱暴だったが、そんなわけで、この花の生命力と、うちの庭との相性には自信があった。

ところが、少し前に何本か植えてみたら、さっぱり元気がなくて消えてしまい、あんな乱暴な駆逐をした祟りなのかなと思ったりしていた。
　それでも、あきらめきれないで、あっちこっちに植えてみたのだけど、どうやら本来の姿を取り戻してくれたみたい。

従姉からのメールで、叔母の命日を忘れていたことに気がつき、あわてまくって、母の日用にお店にあった、大きなピンクのあじさいの鉢をお寺に送ってもらった。叔母の好きな色というかシンボルカラーだし、これで勘弁してもらおう。

夜はラジカセで、母の好きだった三浦洸一のCDをかけまくって、その中で寝た。初期の「男なら」って歌は、うちの一家が昔、田舎で選挙のたびに対決していた地元の資産家の一家のお一人が、なぜかこの歌が好きで宴会のたびに歌うらしいよ、と母が（特にうれしそうでもなく、別に不愉快そうでもなく、あくまで「推し」に関する一情報として、みたいに）言っていたのを思い出したりしながら笑っていたら、眠ってしまった。ベッドから見上げてもカーネーション、やっぱりきれいだった。

今朝は早々に窓辺の母の日ディスプレイをひっこめ、玄関にひっぱりこんでいた鯉のぼりセットも片づける。七夕までに窓辺に何を飾っとこうかな。

昨日のラジオで、サミットを前にして、核兵器廃絶の可能性について討論していた。被団協の人とかも出ておられて、ひさびさに、「戦争は絶対にいけない。対話で解決を」などのまともな意見が聞けたのはとても耳が洗われた思いだったが、次の二つの観点が完璧に欠落してたねえ。

１　日本に原爆を落としたのは、アメリカという国でっせ。
　２　北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）を対話不能の狂人にしたがるようだけど、あそこがミサイル撃ったりその他ろくでもないことするのは、必ずその直前に米韓日が日本海で大規模な軍事演習やるからだろうが、その因果関係も見えないのかよ。

これについては、あとでまた、ちゃんと書きます。