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ほれぼれ

これ、昨日叔母のお寺に送った花です。きれいっしょ。
本当に叔母の好んだ色なのです。いやー、こんなにきれいなのに、よくぞ売れないで待っていてくれたものです。もう、この色はひとつだけしか残ってなかったんだもの。

あんまり叔母にサービスするのも母に気の毒なので、こっちも母の日モードを一日延長して、ラジカセで母の好きな朝からずっと、三浦洸一の歌をかけまくってます。でも、そろそろ相撲中継も聞きたいんだけど(笑)。

それから、昨日の核兵器廃絶についてのラジオの討論会なんですけどね。

核保有国も入ってる「核拡散禁止条約」と、核兵器を持たない国が集まって最近はこっちが勢いづいてる「核兵器禁止条約」のことが議論になってました。これについては私も前に紹介したことがあります。日本は前者に入ってるけど、後者には入ってない。両方入ったってちっともかまわないんだけど、なぜか、っていうかどーせアメリカに遠慮して政府は絶対参加しないしオブザーバーにさえならない。唯一の被爆国が何とも情けないこってす。

で、被団協の人はもちろん、積極的に核廃絶をしようとしている人たちは、日本も参加を、と言うのだけど、それに反対する人たちの言い分は「核を保有してる国が参加してないと力にならない」(これは岸田さんもいつも言うこと)、「いくらきっぱり強く、禁止や抗議をしても、言うことを聞かない国がある以上、平和を守るためにはこちらも防衛するしかない」って、どうやらこれが最大にして唯一の理由。

あのさ、「お持ちの国がおんみずからその気になっていただかないと」ってずっと言ってて、さっぱりらちがあかないから、「持たない国が集まって、きっちり要求しましょう」って、しごく当然の流れだし、実際今はそれが多分世界の趨勢。こんなことに乗り遅れて本当にみっともないし、恥ずかしい。

それで、昨日書いた(2)の方のことなんだけど、結局「きっぱり大国に抗議しておいつめて放棄させよう」というのに反論する人たちの論拠は、まあ「戦争じゃなく対話で解決しよう」というのに反対する論拠と同じなんだけど、「話してもわからない、言うことを聞かない国があるから」しかないんですよ。あとにも先にも。ずっと、ぼやっと聞いてると、それが自然に浮かび上がってくるのさ。本当にね、これしかないの。

はー、戦争をしたい人、核兵器を捨てたくない人、その他それに近いもろもろの人は、もうこれしか理屈がないのね。そんでもって、そのために、どこかに何とかして「話の絶対通じない、狂気の国」を作り上げておかなくちゃいけないのね。人でも、国でも。孤立させ、苦しめて、怒らせて、乱暴なことするのを待ちつづけて、レッテルはって、攻撃していい、滅ぼしてもいい存在にするのね。最低!

ずっと前からここでくり返してるけど、北朝鮮がろくなことしないのは、どう見たって米韓日の挑発めいた軍事演習のあとに決まってるじゃないの。自分らのしたことが原因だってこと、ちゃんと報道確認してから怒りなさいよ。気まぐれにわけわかんなくミサイル撃ってるわけじゃないのよ。あちらさんは。

私はプーチンが好かんし、ナチスももちろん好かん。どっちも許せない。でも、彼らがそうなった原因は、NATOがあれこれじわじわ圧力かけつづけ、第一次大戦後、戦勝国がドイツに過酷すぎる処遇をしたのも一因でしょうが。さじ加減が失敗したからこういう結果にもなったんで、別にドイツやプーチンが悪魔に魂売ったなんておとぎ話じゃあるまいに。彼らと戦うにしろ勝つにしろ、自分らのへまもあったことだけは、ちゃんと見とこうなって話よ。だから、北朝鮮を怪物や狂人扱いして、それで国民を団結させて軍備を増強しようなんて、この文系後期高齢者のばばあの私でもわかるような安っぽいインチキな説得はやめた方がよかろうっての。戦ったって勝てるわけないじゃん。何ものが相手でもだよ。

もうひとつ(1)の方だけど、時間ないから、これも明日また。

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カツジ猫