指も頭も麻痺してる
今日はお客が来るかもしれなかったのに、季節の変わり目だからか体調がいまいちで、だらだら寝たり起きたりしていた。これではならじと、昼近くからぐわあっと、竜巻のように一気に二つの家を片づけ、確認したら、別に来訪するということではなかったので、安心してまたぐだぐだし、ちょうど立ち寄った別のお二人と、お茶して遊んで、気分転換して楽しかったが、でもまだ何だかペースが戻ってない。
ここ数日忙しくて、専門の江戸紀行を読む仕事ができてないのが、すごく精神衛生に悪い。自分で自分をしつけてしまったのもあるが、古文を一日読まずにいると、本当に気分が悪くなる。そして、まともな研究論文と、一般の方に訴えるわかりやすい文章と、自分が楽しんで書き散らす文章のバランスが、いったん崩れると、もう自分の文章の感覚がつかめなくなって、吐き気がして気が狂いそうになる。いかんなあ。
まだ読みはじめてはいないのだけど、フィッツジェラルドの奥さんは、自分が心血注いで身を削って書いた文章を夫に酷評されて、それでも書き続けるなんて、よくできたな。自分の最も身近な人に否定されて、混乱したまま、ことばをつむぐことの困難さは、想像を絶するものがある。
私も今、何も書けない。