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日に日に世界が悪くなる

国民民主党もその代表の玉木氏にも、ほとんど関心なかったから、詳しいことは知らなかったけど、可能性がないわけじゃないどころか大いにある首相になるのを、いやに遠慮するなと思ってはいた。そうしたら、最近この代表に関する情報がいろいろXに投稿されるのを、ざっと見ただけでも、あまりにひどい。女性ひいては人間に対する敬意もまったくないし、高齢者の安楽死も視野にいれたような発言してるし、戦争をしてはいけないという感覚もないし、何より、そういう息の根をとめられそうな発言の数々を、平気でネットに公開しているし、公的な発言もしている、警戒心のなさが無能すぎる。言っちゃなんだが、これで戦争も防衛もできるわけがないと痛感する。

なるほど維新が出てきた時にもつくづく思ったが、自公政権とほぼ変わらない政策でありながら、それでも派手に自公をたたいて攻撃するやり方で、自公政権は嫌いだが、それでも共産社民れいわまでは、まだちょっと決意ができない国民をまとめてひきつける手法って、これほど世間をだませるものなのね。

かと言って、対抗馬があの高市氏と来た日には、まったくどうしようもない。こうなったら、どっちが首相になっても、世の中がよくなるはずもなく、とっとと行くとこまで行けば、せめてどっちかはつぶれるだろうさと、そこに期待をかけるのみだ。そこまで考えて、どっちにつぶれてほしいかというのも、なかなか選べそうにない。状況はそれほどひどい。

最近朝ドラ「ばけばけ」のコメディータッチに少々へきえきしていたが、このドラマのテンポのよさだけはものすごく、しかもとんでもない悲劇や有為転変の連続だから、あれを普通の朝ドラの演出で行ったら、朝っぱらからとんでもない暗澹きわまる気分になるから、お笑いにするしかないなと、そこはよくわかって来た。

第一、冒頭のテーマソングが、のんびりひなびたハッピーかつレトロな感じでだまされるが、よく聞けば歌詞は「日に日に世界がわるくなる~♪ 気のせいか♪ そうじゃない♪」なんだよなー。しかも続くのが「そんなじゃだめだと怒ったり それでもいいかと思ったり」だの「夕日がとてもきれいだね 野垂れ死ぬかもしれないね」だの、まるきり今の日本や世界や私たちの現状じゃないか。

しかも、あらためて歌詞を確認しようとして検索したら、ぶっとんだ。これって、もとの歌詞の順番を変えまくって、二番を一番にもってきてるじゃないですか。そして、動画を探しても、毎朝流してる歌詞の方は絶対に見つからない。よく抗議しなかったものだと思った歌い手さんも、ライブではもとの歌詞で歌ってるし。

高市氏が首相になったら即やりそうな番組統制のチェック風に深読みすると、この改ざん?で、もとの歌詞では、つましい庶民や恋人の日常風景から始まるのに、テレビではまっ正面からの社会や政治への歯ぎしりとあきらめの歌詞であり、視聴者へのメッセージにもなっていかねない。
 こんな指摘を私がして、よかったのかな。誰かがこっそり仕掛けた現代への爆弾だったりしたりして(笑)。いろいろ芸が細かいぜ。やっぱり当分目が離せない。

庭のジンジャーがやっと咲き始めた。でも、強い花だが今年の猛暑がこたえたのか、いつもは家中にたちこめる甘くて涼しい香りが、今年はまったくと言っていいほどしない。業を煮やして、狭い玄関に飾ってみたら、さすがにほのかに香りがただよったが、それほどでもなかった。この後もずっとこうなのかしらん。

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カツジ猫