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明日も寒いそうで

この気候にはそろそろうんざりしています。
日本も、夏に亜熱帯になったからには冬もそれなりになまぬるくなってほしいもんですよ。

先週、大学時代の先生のお宅に「江戸の紀行文」を持っていったら、街中とはいえ緑の多い道の細い、古風なたたずまいの通りだったのですが、たしかにここだと思われるあたりに行っても、新しいしゃれたマンションがどかどか建っていて、まったく先生の家が見つかりません。
意地になって1時間近く歩き回ったあげく、降参して後輩の一人に電話してみました。しかし彼の言うとおりに歩いて、「そこに見えてるはずです」と言われても、まだわからない。
結局あきらめて先生に電話して、恐れ多くもお迎えに出てきていただきました。たしかに家は見えていました。が、なんと、小高い場所にあったはずの通りが全部なくなっていて、先生のお宅だけが高台に残って、あたりを見下ろす、まるで楼閣のようになっていたので、それとわからなかったのでした。

あとの予定があったので、失礼をおわびして、玄関先で本を渡してお別れしました。「スベリカ」のミスプリをお話すると先生は「スベったわけだね」と笑っておられました。
帰りに角をまがろうとすると、先生が上からごらんになっていて、その道はちがうよ~と玄関から教えて下さるという特典つきで、無事にバス停に戻れました。(笑)

今日は書庫を少し片づけて、今後の自分の勉強の途方もない無謀な計画に呆然となって、まあいいかと開き直って、お茶を飲んでいたら一日が終わりました。いやもう、こんなことしてはいられないから、本当にさっさと次の仕事にかからなくては。
しかし、書庫を片づけていたら、「江戸の紀行文」の最後の「読んでほしい本のリスト」に入れたかったのに現物が見つからず、出版社などが確認できずに省いてしまった本が、つぎつぎ見つかりがっくりしています。いつになるのかわからないですが、再版にでもなったら追加しなくては。

猫のカツジは順調に太っていますが、最近おなかが垂れてきて、これはメタボを警戒するべきなのでしょうか。
牝猫のシナモンは夜に私の首にしっかりくっついて寝てくれるので、あたたかくて助かりますが、ぐ~るぐるノドを鳴らしっぱなしで、やかましくて寝られないのがちょっと困ります。

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カツジ猫