映画「グラディエーター」の音楽
オリンピックを楽しんでいるが、私はどっちかというと、知らなかった珍しい競技や、他国の選手をながめるのが面白いので、日本のメダル数や選手個人の情報や苦労話にはあまり関心がない。よっぽど誰かを好きになればまたちがうのかもしれないが、これ以上好きなものを増やしては身の破滅だという気もあって、おのずと距離をおいてしまう。
なので、ここ数日皆が感動しているフィギュアのペアの逆転優勝も、よかったねと思うぐらいでそんなにちゃんと見ていなかったが、最初の中継の時に、曲の旋律に聞き覚えがあって、あれと思ったら、公開時にめちゃくちゃにはまり倒した映画「グラディエーター」の曲だった。この曲自体、フィギュアではわりとよく使われるのだが、さすがにリクリュウペアはお洒落というか、ひとすじなわでは行かないというか、有名な主旋律は使っていなくて、映画ではむしろ目立たない場面のメロディーを使っている上、サウンドトラックではなくて、誰かの歌ってるバージョンを使っていたので、なかなかとっさにわからなかったのだ。それでもわずかな部分だけで、背筋がびびっと反応したから、推し活とは恐ろしいものだ(笑)。
それから何度も映像が流れるたびに聞き直すことになったが、かなりアレンジしてあるので、ほのかにこだまのようになつかしいメロディーが伝わるだけで、でもまたそれが何かいい。聞いていて気づく人はどれだけいるのかな、演じるお二人をはじめ関係者は、映画そのものは見たのかなとつい考える。(検索したら、そのへんのことも詳しく書かれていました。)結果としてだが、思えば奇跡の逆転にふさわしい内容の映画ではあったかもしれない。どこかの解説者が、この曲の最後が演技の内容にふさわしいと言っていたのと、解説の荒川さんが、「リンクがコロセウムに見えました」と興奮気味に語っておられたのは、映画を知っておられるのだろうなと、ちょっとうれしかった。
あの映画については当時ほんとに狂ったようにファンサイトで語り尽くし、それでもとまらず、全七冊に及ぶ小説まで書いてしまった。よっぽど興味のある方は、どうぞそちらもごらん下さい。電子書籍だったら安く読めます。スクロールして下に行けば、宣伝ページがあります。あ、このホームページでも文章だけなら読めるんだった。こちらです。


いや、映画そのものも見ていただきたいのですが、これねえ、ドラマも演技もしっかりしているから、DVDでも充分楽しめはしますが、本当の魅力は、映画館の大画面の大音響の中で見ないと、わからないんですよねえ。もし再上映の機会があれば、万難を排してごらんに行っていただきたいです。
なつかしさに、うつつを抜かしていたので、「黒川の女たち」の感想が遅れそうです。パンフと本も買ったので、それも読んでから書きたくて。でも、一言だけ申し上げておくと、お近くでこの映画の上映があったら、どうぞ絶対見て下さい。決して損はありません!