映画「人間の条件」今夜も見てました。
「人間の条件」第五部、映画館の徹夜の一気上映で見たときは(私はたしか2、3度かもっと見てるんですが)、いつも、このあたりじゃ、もう見てる方もへたへたで、それと映画の中の飢餓や疲労が重なって、夢うつつのような変な臨場感があるんだよなー。こんなに毎晩、少しずつ見られるって、何と優雅でぜいたくなんだろ(笑)。
最後に梶に追い出される三人の卑劣漢な兵士の一人で、清村耕次だっけ、「事件記者」のアラさんが出てる。なつかしいなあ。でも彼って自殺したんじゃなかったっけか。ちがっていたら、ごめんなさい。
この映画、当時は唯一の社会主義国家だったソ連も批判するし、それを弁護する人たちの苦悩も描くし、どういうか、今と比べて実にタブーがなくて、自由な感じで、それが結局、時代が変わっても色あせない魅力になってるんだよなー。皆が、世界的規模で、未来を語ってるのが、すごくスケールの大きい感じがする。苦しみも、迷いも、すべてが。
その一方で、この第五部なんか、ジャングルや村や道路やを突破するやら、そこで戦うやら、まるでゲームそのものの面白さもあって、退屈しないなー、そういう意味でも。そういう意味じゃ、パソコン好きな人には、受けがいいかも、などと思いつつ、さしあたり、また2ちゃんねるの実況の掲示板をはりつけときます(笑)。