映画「WATARIDORI」。
◇借りてたDVDを返してしまったので、手持ちの中から「WATARIDORI」という、渡り鳥が飛ぶのをいっしょに飛んでひたすら撮影した映画を朝から見ていた。映画館でも何度か見て、叔母を誘って一回見て、DVDが出たら買って田舎の家で母と見た。たしか飼い猫のモモちゃんが、興味しんしんで画面を見て、ときどき鳥を手で押さえたりしてたっけ。
でも、その時は、日本語吹き替えのナレーションが女性の甘ったるい声でやたら感傷的で気持ちが悪く、速攻でフランス語の原語版に切り替えたけど、映画館ではちゃんと字幕が出てた鳥の種類が原語では出てるのに、字幕が出ないので私は怒り狂って、何でこう甘ったるくしちゃうんだとがっかりし、それきりたしか見てなかった。
その時のテレビは今うちに持って来て同じテレビで今日も見てるのだが、あれ?と思ったのは、画面サイズを変えたらちゃんと鳥の名前も下に字幕で出ていて見られて、前は私これに気づかなかったのかしら。
とにかくそれで満足して、おまけの特典の制作過程のドキュメンタリーも楽しく見ている。
(あ、ほらね、今検索して感想を見たら、これ、映画館で見たとおりに、きちんと鳥の名前と習性が字幕で出ていたら、もっと評価が高くなってたはずですよ。いや、高いんですけどね、中に低く評価してる人の不満って皆そこだもん。そして日本語吹き替えはほんとに、許せないひどさだったとあらためて知りました。)
いろいろすべて、面白いし、何だか正月の箱根マラソンを見てるように、飛んでる鳥を見てるだけで幸せになるんだけど、いろいろ落伍する気の毒な鳥もいて、折れた翼をひきずって、砂浜でカニの大群から必死で逃げる一羽もいた。それを見ていると、鳥の翼って、傷つくと本当に無駄でじゃまなだけなんだなあと痛感し、車が故障したりするたびに、動かなくなるとただの鉄の塊だと思い知らされたことも思い出したりする。
◇最近、季節が微妙だから、町行く人の服装が何だかさえないと、昨日ここで書いたが、今朝、車で走っていると、黒のコートにピンクの蝶々の模様が飛んだのを着て歩いてる女性がいて、それはなかなかよかったなあ。
◇今日は上の家の中庭の草取りをしてパンジーを植えた。まあまあだったが、思ったほど、ぱっとしなかったなあ。しおれかけたビオラも、箱一ぱいのを、すごく安く売ってもらった(お店の人はただでいいと言い、私は千円払うと言い、お店の人はそれじゃ三百円と言い、私は五百円ならと、さかさまの値切りあいをしたあげく)のだけど、これは植えるひまがなかった。明日の朝一番で前庭に植えることにしよう。鉢だけは移動させて、場所は確保してある。
◇こんなのは笑っちゃいけないが、ネットで「矛と盾を武器に戦う防衛大臣」(T.O.M. )と言うのは、いくら何でもうますぎないか。