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春だ春だ

◎行きつけの花屋さんに花を買いに行ったら、この季節、注文がいきなり来ることが多くて、どの花も取っておかないとヤバいらしく、すみませんとおわびされて、代わりに、もう散り始めていますがと立派な桜の枝をもらった。ほくほくして帰って飾ったが、もう二日目なのに、立派に咲いて目を楽しませてくれている。それは、今日がちょっと寒かったせいもあって、しまい忘れていた厚手の白い毛糸のカーディガンが思いがけず重宝している。

どこからか漂っていた沈丁花の花の香りも終わって、白い滝のようになだれ落ちていた庭先の雪柳も、それこそ雪のように散り始めた。町のあちこちでは桜が満開で、山も林も、まるで祭りのようだ。
そして例年、桜のあとにはこれが咲く、門柱の下の源平つつじの上方の紅い花が、小さいつぼみをふくらませ始めた。黄色い水仙は終わったが、代わって赤や黄色のチューリップが庭のあちこちでつぼみをふくらませている。春だ春だ。

◎宗像市長選に立候補した若い人のところに、ちょっと立ち寄ったら、支援者の誰かが書道をやっているとかで、なかなかおしゃれな看板がいくつも出来ていた。私もこの人の応援を頼まれて、名前はちらしなどに出しているのだが、これといった手伝いは何もできないのが申し訳ない。
「この前、立候補声明の記事が毎日新聞に載ってたけど、自然エネルギーと脱原発をとなえる市民運動家、みたいな書き方で、それもウソじゃないけど、それだけではないのに、すごく過激な活動家に見せようとしているみたいで、いやな感じだったねえ」と私がぼやくと彼は「決まりきった書き方の枠にはめて書こうとすると、ああなるんでしょうね。それ以上に候補者のことを書こうとすると、そこは記者の能力の差になるんだと思う。西日本新聞は一番僕の言ったことをそのまま紹介してくれていたし、読売も毎日に比べるとまだよかったかな」と冷静に分析していた。

◎三毛猫シナモンは少し具合がいいのか、今日は私が帰って来ると、玄関までお出迎えしてくれた。昨日の夜なかにせきこんで、呼吸困難になったので、このまま死ぬのかと覚悟したが、しばらくすると落ち着いた。餌も少しは食べているようでもあるが、よくわからない。彼女はとても落ち着いていて、いつものように生活している。少しでも長くいっしょにいてやりたいのだが、いろいろと雑用が多くて、なかなかそうも行かない。

◎じゅうばこさん

いやもうまったくです。笑っている場合ではありませんね。
ところで消費税の直前でスーパーでもどこでも皆がものを買いあさっているようなので私は心の底からうんざりし、消費税に批判も反対もしないで、それ買えやれ買えのキャンペーンしか張らなかったマスメディアにも腹が立って、絶対に何も買うかと思っていたのですが、よく行くブログで、「今のうちに買いだめして四月からの景気の悪化に少しでも協力するのだ」という宣言を見たときは、なるほどと目からウロコが落ちました。それもあったか。

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カツジ猫