最悪だー。
◇ちょっと仕事のめどがついたような気がしたので、上の家を片づけていました。
書棚の整理をしていたら、面白くなって、いろいろ動かしていたら、もう何年も前、ひょっとしたら１０年ぐらいも前に、東京の図書館から送ってきた江戸時代の紀行のコピーが、たばになったまま封筒に入っていたのを、どさっと落っことしてしまいました。用紙が床に散乱。
ぎゃあと思わず心で叫んだのは、こういうコピー、図書館によってはナンバーを打ってくれる親切なとこもありますが、たいがいはそんなことしてないのです。江戸時代の本だから版本ならまだしも写本だと、まずページにあたる丁の番号なんかついてない。
つまーり、２００枚近くあるんじゃないかと思うコピーの順番が、一気に、一瞬にしてわからなくなった。
紀行っていうのは、こういう時に助かるのは、日付や地名である程度順序は見当がつくのですが、それにしたってけっこうな作業だし、ぱらりぱらりと見たところでは、あんまり日付が変わってないし、伊勢参詣の紀行なので、私このへんの街道の地名って、土地勘なくて順序がわからないのよねえ。
どっちみち、今そんなことしてるヒマないから、そうっと全部重ねて保管しました。あーもう、いいや、来年の仕事が少なくとも一つはできたやんね。
◇戦争反対の抗議行動は、高校生や中学生の間にも着実に広がっているようです。そう言えば、この前いつものように駅前でチラシを配ったときに、高校生が戦争法反対の署名を何人もしてくれたのが印象的だったと、九条の会のメンバーが言っていたっけ。
https://twitter.com/hashtag/teensSOWL?src=hash
そして若者たちの間では「賃金上げろ」という戦いも広がりはじめているようです。まあ当然の帰結かもしれない。
きちんと選んで紹介する時間がないので、いつものようにおなじみのツイッターなど紹介しておきます。
https://twitter.com/sangituyama
https://twitter.com/chanshimantifa2
https://twitter.com/SEALDs_jpn
◇ところで、小林節さんの講演会のチラシに書く文句を考えていて、中島みゆきさんの「宙船（そらふね）」の歌詞が、「その船は今どこにふらふらと浮かんでいるのか、その船は今どこでボロボロで進んでいるのか」「その船を漕いでゆけ、おまえの手で漕いでゆけ、おまえが消えて喜ぶ者におまえのオールをまかせるな」「すべての港が灯りを消して黙り込んでも、その船を漕いでゆけ、おまえの手で漕いでゆけ」と、利用するのもぴったりすぎてくすぐったくて恥ずかしくなるぐらい今の日本の状況そのままで、これ逆に物議をかもしてるんじゃないのかと心配になってネットで見てみたら、何と「どういう意味かわからない」「結婚詐欺のことでしょうか」みたいな、ジョークかと唖然呆然とするような感想ばかりがひっかかって来た（笑）。
いいのかあとも思うけど、これだけこの歌詞を現状に引きつけて考える人がいないのは、かえって安全かもしれない。いや、「自分のオールを手放さない」人たちに「消えてほしい」と思ってるような人たちは、逆にすぐこの歌詞の持つ危険さに気づくのだろうか。
◇最後はまたくだらない話。海外ドラマの旧ナポレオンソロで、私がアヒル（ガチョウだっけ）の鳴きまねをするイリヤしかろくに覚えてないと言ってたら、その動画があって、あきれながらも紹介したけど、今度は彼が猫の鳴きまねで敵をおびきよせる場面がアップされていた。声がないのが残念だが。まったく毎回（でもないか）何をしてるんだイリヤというかマッカラムさんは。
https://twitter.com/TAHINE__/status/676026984959377408
しかし、あのドラマを見ているとボーンとマッカラムの演技力のたしかさが、特に変装して別人になったときにものすごくよくわかる。そして、野沢那智の吹き替えのイリヤ君はとてもかわいいので、それはそれでよいが、もとの声だと謎めいて気難しくて扱いにくいやつなんだなあと、ひしひしと伝わってきて、それだけにバカなことしたりされたりしている時の落差がすごいし、そんな相棒を平気でものおじもせずに扱っている、男女を問わず人間すべてへのプレイボーイの面目躍如な（ボーンは他の役ではそんなことないから、これは完全にソロとしての演技だ）ソロの偉大さもよくわかる。これは人気が出るよなあ。ソロの一挙手一投足の優雅な動きも見ていてこたえられないし。
