朝からちょこっと見せびらかしちゃう
十月からの授業で使う、新しい文学史のテキストの表紙です。
今まで使っていた「あらあら江戸文学史」が品薄になっちゃったので、新しく項目を加えたりして新版にしました。
「あらあら」が「粗々」でもあったように、これも「やわ」と「夜話」をかけてます。
表紙の絵は宗像在住の小宮さんで、母が最後までお世話になった施設の職員だった方です。
趣味で描いておられる水彩画なのですが、装丁次第でいろんな表情を見せてくれる、不思議な魅力があります。それだけに、こちらは責任重大かもしれないけど。
実はこの二つはボツにした案です。パープルのバックはちょっと優しすぎだし、ピンクのは「夕焼けみたいな感じで」と出版社に頼んだ私の注文に実はぴったりだったのですが、もうひとつ作って来てくれた薄緑のバックのが涼やかでシャープで素敵だったので、結局そちらに決めました。また出来上がったら、お見せしますね。
ここまで言っといてなんなのですが、新刊で学生に売るので、しばらくはこのホームページでの公開は控えます。ごめーん。
でも内容はどれも、このホームページのどこかには入っています。目次は公開しますので、皆さん探してごらんになって下さい。それか、一冊あたりの定価を抑える都合上、けっこうたくさん作ってしまったので、ご希望の方は「お手紙」欄で住所をお教えいただければ、さしあげますよ。あまり注文が殺到したらまた考えますが、多分そんなこともないでしょうから(笑)。
ところでツイッターの方にも記事をアップしておきましたが、首相のタレントなどを集めての春のお花見の予算が、去年の三倍の5728万円になってるとか。各地の災害地があんなで、庶民の生活がこんなで、学校現場も医療現場も財政難で苦しんでいるときに、正気の沙汰とも思えません。桜が汚れるわ。とぼけるなとしか言いようがない。せめてそんなことぐらい自前でできないのか。こんなだから、老後の資産は2000万いるとか、平気でしらっと言えるんでしょうね。数時間のたかが花見で、その二倍超を飲み食いと接待に使ってウハウハしてるんだから。