期限切れづくし。
◇しっかり寒くなって来ました。私の椅子を占領していたカツジ猫は、隣りの椅子に移してやったら、そのままあおむけになって爆睡しています(笑)。
今日の夕方、ワールドギフトに寄付する荷物を宅急便の人が取りに来ることになっていました。何の根拠もなく、間に合うような気がして、ゆうべからしっかり怠けまくっていたら、あともう数時間なのに、まったく荷造りができてなくて、ぎゃああという勢いで、とにかく古い服や文具や雑貨や、その他もろもろをつめこんで、何とか予定の時刻の20分ほど前にダンボール4つをガムテープではり終わったときには、達成感というよりも、私の人生はきっと最後までこうやって、ぎりぎりまで怠けては必死にノルマを果たして、ばたっと死ぬにちがいないと確信しました。
本当はまだまだ処分したい不用品がたくさんあるのですが、それはまた次回に。何しろ、買おうと思っていた下着やソックスやドライバーや、その他あらゆるものがざくざく出てきて、びびりました。しかしさすがに、この10年か20年か、叔母のマンションや田舎の家を片づけつづけて、雑貨も衣類もどうにかこうにか底を打つというと、少し言葉遣いがちがうかもしれないけど、文字通り沼の底が見えてきた感じもします。
昼食もとるひまがなくて、しかし腹は減るので、ゴミの中から見つかった2010年で賞味期限が切れてる紅茶パックを、欠けたカップで飲みながら、これまた友人にもらった菓子パンの賞味期限が一週間ほど過ぎているのをかじりながら仕事にはげみました。紅茶は一応きれいに色は出ましたが、さすがにあまり味はしなかったような気がする。
ちなみに私は、どう見ても捨てるしかないような、ふちが欠けて受け皿もなくなって、どうかしたら取っ手もとれてなくなっているようなカップで、お茶を飲むのがわりと好きです(笑)。何だか、おままごとをしているようで、楽しくないですか? てなわけで、この前から捨てようかどうしようかとにらんでいた、どうってことない古い欠けたカップで、期限切れの紅茶とパンをかじっていると、妙に楽しくなるからいけない。
しっかし、ベッドの上が積み残しの下着や靴下が散乱して、これをどうにかしないことには、今夜は寝ることさえもかなわないのだよな。それとも、この中に埋もれて寝てやろうかしらん。
◇「博多豚骨ラーメンズ」、がまんできなくて、4、5巻を飛ばして6巻を読んでしまいそう。
作者のお父さんが草野球歴何十年かのベテランらしくて、野球の話がわりと出てくるのが楽しいのですが(それも巨人も阪神も出なくて、もっぱら地元の球団だけなのも笑える)、私はこの前の日本シリーズで、ホークスとベイスターズの両方のファンという人がわりと多いので、どういう取り合わせなんだろうと思っていたのですが、この小説を読んで、ベイスターズはもともと大洋ホエールズで北九州ゆかりの球団だったらしいと知りました。ひとつ賢くなったみたい。
その一方で、拷問のプロのマルティネスという人が(なぜか普段は温厚で皆のけんかを仲裁したりしている)、突然「ランディとDJが」どうとかと言い出すので、「はあ?まさかあのランディとDJ?ウソよね」と思ったら、ほんとにそうで、ピーター・レフコートの「二遊間の恋」って小説の話でした。すげえ。作者そんな本まで読んでるのかよ。おちゃらけているようで、やたらしっかりした本格小説っぽいと思ってたけど、やっぱりタダモノではないな。「二遊間の恋」も、あほらしい題材のようでいて、すごく堂々としっかりした作りで、私は大好きだったけど。「動物登場」の中でも引用してます。大リーガーのショートとセカンドが恋に落ちてしまうって話です。
◇うわあ、まだ書きたいことが多いのに、お風呂のお湯があふれてしまう。続きはまた明日にでも。