母の夏服
※キャラママさん
7月6日の毎日新聞で、岩見隆夫氏が憲法と国防について書いて居られますね。
くねくねした言い方ですが、少し乱暴にまとめると、結局このまま漫然と平和憲法を守って居たのでは、国が滅びてしまうのではないかという事の様です。
色々と気に成る点は有ります。書けば大変長く成りそうなのですが、私が感覚的に強い違和感を抱くのは、大江健三郎、野坂昭如と言った方々の議論について、「九条さえ守れば平和は永続する、と信じる人も多かろう」と書いて居られる事です。
此れは伊坂幸太郎氏など、社会的な問題を題材にする方々の小説を読んで居ても強く感じてしまうのですが、九条を守れとか平和を守れとか主張している人達は私も含めて、よっぽど単純で平板に見えてしまうのでしょうか。岩見氏はそういう人達が、戦前の「神州不滅」にも似た信仰を持って居るかに見えるとも書かれて居るのですが。
私の実感として九条さえ守って居れば大丈夫などという、のんきな人は「九条の会」の中にも恐らく一人も居ないでしょう。
「もう決して戦争を起こしてはならない」と強く願って居る人達の気持を「信仰」と言うのなら、私はそういう信仰は大変有難いと思って居ます。少なくとも原発がなければやって行けないと思い込む信仰やそれに伴う安全神話よりは、ずっとましだと感じて居ます。
そして、国防を真剣に考えろ、と言う事も言われて居ますが、少なくとも、現在の首相や政府のもとでは、とても安心してそんなものは考えられないと言うのが私の実感ですね。
※母の夏の服が少ないので、近くの店で明るい色や可愛い模様の半袖のシャツを幾つか買いました。
案外難しいのです。年寄りらしい模様や色のは嫌ですし、そうかと言って余り派手なのは困りますし。無地の綺麗な色のTシャツなどは多いのですが最近のは皆襟元が大きく開いて居るので、下着が見えてしまうし、余り上等の高いのは、汚したり無くなったりした時が心配ですし。
安くて丈夫で品があって明るくて元気が出そうな物を探して、歩き回りました。其れもまあ楽しいのですが。
私の服を買う余裕は無いので、今年の夏は昔買った藍染のシャツが数枚あるのを着回します。かなり高かったし、汗をかいても臭いがしないので、大変有難いのです。