気をとりなおして。
◇明日の朝の集会の準備をしています。
朝の10:00(はやっ!)から11:30まで、JR赤間駅の自由ヶ丘側の、茶色の大きな玉の彫刻がある前で、むなかた九条の会主催で、憲法制定70周年を記念してリレートークをやります。今回は教職員組合が福津で集会をやるので、こちらは少ないと思いますが、その分ふだんはしゃべらない、いろんな人に話してもらおうと思っています。
昼からは福岡の集会に行く人も多いので、パレードはなく、現地解散です。
予定しているだけでも10人近くが発言する予定です。私は主催者代表なので、最初に発言します。絶対に遅刻できません(笑)。
手作りうちわも持って行って参加者に配ろうかと思っているのだけど、まだスローガンを貼ってない分があるのよねえ。今から夜中までがんばって貼ろうかと思ったけど、さっき帰ってきたら、カツジ猫が庭の金網の中で、夜目にもでっかい目をまんまるくして待っていたので、ほだされて、今夜はもう、今からいっしょにベッドで寝ることにします。明日早起きしたら何とかなるだろ♪
ちなみに、そこで配る予定のチラシは、次のようなものです。ひとあしお先にお目にかけますね。
多喜二の小説を読んでみませんか?
小林多喜二と言えば、戦時中に治安維持法によって逮捕され、拘置所で苛酷な拷問を受けて死亡した、プロレタリア作家として知られています。1933年2月20日に築地警察署に逮捕され、29歳で亡くなりました。
「むなかた九条の会」では、「オール宗像市民連合」とともに、7月23日に、多喜二の母セキを描いた映画「母」の上映会を、宗像ユリックスで催します。
セキを演じるのは寺島しのぶ、多喜二を演じるのは塩谷瞬。監督は映画「望郷の鐘」を作った85歳の山田火砂子、原作はクリスチャンとしても知られる三浦綾子の小説です。
当時、治安維持法によって、一般人はもちろん、多くの芸術家、学者、宗教家が投獄され、獄死しました。創価学会の創始者である牧口常三郎氏もその一人です。伊勢神宮のお札を受けとることを拒否して1943年7月に逮捕され、獄中で考えを変えなかったため拘置され続け、翌年の11月に東京拘置所で栄養失調と老衰により73歳で亡くなりました。
29歳の若い作家も、73歳の老宗教家も、犯罪に関わったわけでもないのに逮捕され獄死せざるを得なかった治安維持法。
現在、国会で審議されている共謀罪の内容が、この治安維持法にそっくりということで、多くの人が不安を感じています。
映画の上映に先立ち、私たちは小林多喜二の小説について少し勉強しようと思いました。有名な「蟹工船」をはじめ、初期のみずみずしい青春の悩みを描いた作品などにふれ、また佐多稲子、徳永直など、同じ時代の作家たちの文章から、多喜二の死の前後の様子も見てみたいと思います。
あってはならないことが日常茶飯事だった時代。
その中で生きた人々、家族、母と子の思い。
文学を通して、それらの日々に、思いをはせて見てはどうでしょう。
どうぞお誘いあわせの上、またお一人でもお気軽にお出かけ下さい。
(小林多喜二作品学習会)多喜二の小説とその時代
講師:板坂耀子(福岡教育大学名誉教授・文学)
とき:5月21日(日) 14:00~16:00
ところ:河東コミセン大会議室
資料代:300円
◇小林多喜二全集に続いて佐多稲子全集も結局注文してしまいました。どうするつもりなんだろうね私。明日はお天気がよければ映画を見に行きたいけど、それより、放りっぱなしの江戸の紀行文「壺石文」の二つの写本の文章にちがいがないか、早くチェックしてしまいたくもあるし。幕末の紀行「広島日記」の大昔に出版された解説も読みたいし。ぎゃおぎゃおぎゃお。
◇鯉のぼりの泳ぐ下の、刈りこんだ前庭に、てきとーに買ってきた安いサフィニアの紅白まだらのと、黄色のランタンと、あと何か植えました。ミリオンベルだったかな。雑然と荒っぽいけど、それなりに少しずつ、きれいな庭になりつつあります。
下の家の窓際の机の前にある椅子の下にも、前に買ったのとおそろいの、丸い迷彩模様のラグを買って来て置きました。今度のは色違いでブルー系です。前のもそうだったけど、何となく、どこか色あせて古ぼけた感じなのが大変いいです。カツジ猫がさっきさっそく見つけて、上に座っていました。すなわち私の椅子の下です。あっ、今、上からのぞいたら、もう何本か糸を引っぱり出してやがんの。だめだよー、カツジ。そういうことすると、私は予備にとか言って、もう一枚ずつ買いそうになるんだからね。