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沈丁花

外に出ると、沈丁花の匂いがどこかから漂ってきます。庭のあちこちにチューリップの芽ものぞきはじめました。
今日は朝から、地域の年度末の集会でした。冒頭に、地震の被災者への一分間の黙祷があって、公民館にいっぱいの人の中から、すすり泣く声もしていました。

議事が終わったあと、この地区でも緊急の防災体制を確立しようという提案と、地震への義援金を出そうという提案があって、拍手で了承されました。

そのあとの「ちょっとした報告事項」で、地域の中の池に、ときどきよそから釣りに来る人がいて、騒がしかったりするので、対策を考えていて、さしあたり、皆で池の水さらいをして、住みついていたブラックバスなどの外来魚は全部出してしまったそうで、しかし、昔からいる池の主のような大きな数匹は残してあるそうで、でも、釣れそうな外来魚はもういないので、まあ今後魚釣りの人を見かけたら「ここには魚はもういないですよ」と、声をかけて下さい、という話で、ようやく笑い声が起こっていました。

と言うわけで、ご近所の地域の皆さん、あの池にもう魚はいないようです。(しかし、ブラックバスなどいたのかい。どこから来たのだろう。)

じゅうばこさんじゃありませんが、私もいらんことをいろいろ考える方なので、被災された地域でも、こういう地道な自治活動が行われていたのだろうなと思うとつらい。でもそれが、今また被災地で暮らしを支えているのだと思うと、力強くありがたい思いもします。

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カツジ猫