沈丁花
明日、辺野古埋め立ての県民投票。
「結果がどうであれ、埋め立ては続ける」という菅官房長官。
「せめて、県民投票まで埋め立ては待ってほしい」という署名を呼びかけて21万票集めた若者は、いわれない拘束と尋問を受けた。
一人でも多くの方が投票に行かれることを願っている。
こんな狂った状況を、一日も早く終わらせるために。
期日前投票で反対票が多そうだというニュースに、例によってヤフーのコメント欄では、沖縄の悪口がいろいろ書かれていたけれど、いろいろ言う前に、最低でも、
「辺野古に基地作ったからって、普天間基地がなくなる保障なんか、何ひとつない」
「こんな騒ぎが起こるのは、鳩山さんがつまらんこと言ったのが原因というけど、それがなかったら、沖縄が犠牲になったまま、騒ぎも起こらず、基地はそのまま、沖縄以外の日本国民は自分らがいかに無神経に沖縄をふみにじって生きてるかも気づかないままだった(その方がよかったと言う人には、もう、黙って死ぬまで寝とけとしか言いようがないけど)」
ぐらいのことは、確認しとけよ、コメントするのに使う電気代(か何か)が無駄だからさ。
それにしても、毎日、天気があやふやで、着て行く服に困る。
今日は冬のコートは暑苦しそうだったから、薄手のを着て出かけたら、風はけっこう冷たくて、こんなことなら叔母の毛皮のコートの着納めをするのだったとくやしかった。明日もまた変に暖かそうだし、このまま春になるのかしらん。わが家の梅は、まだぽつぽつしか咲いてないし、桜と緋玉マユミは完全に死んだふりしてるが、ユキヤナギはちらほら咲き出し、近くの家の庭先からは、沈丁花のいい香りが漂ってくる。
久しぶりに笑話集「野球天国」から、ひとつ紹介しときましょうか。
安全第一
一点差でフィラデルフィア・アスレチックスを追うデトロイト・タイガースは第八回ランナーを二人ベースに置いてバント作戦に出た。アスレチックスにあって名にし負う若手ファイターのフェリス・フェインは猛然と前につっこみ、むずかしいバントをうまくグローブにおさめて三塁に投じた。ところが投球は三塁手ピート・シューダ―を外れ、ランナーはホーム・インしてスコアはタイにもちこまれた。
「だめじゃないか、フェリス!」と、ベンチに戻ってくるナインを迎えながらコニー・マック監督は浴びせた。「二度とあんなプレーをするんじゃないぞ!」
たいていのプレーヤーなら黙ってひっこむところだが、意気軒昂のフェインばかりはそうはいかなかった。「とったボールをどうしろってんです?」と彼はやりかえした。「食えとでも?」
「そうだ」と、マックはすかさずしっぺ返しをした。「そのほうがずっと安全だからな!」