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沈黙のガザニア

なぜタイトルがガザニアなのに、写真はアネモネなのかという疑問が聞こえて来そうなのですけれど、それはさておき(笑)。

庭をほったらかしていたせいで、あちこちの鉢や花壇の草むしりをしようにも、雑草なのか、去年の球根や種が芽吹いて来ているのか、もうまるでわからない。下手したらせっかくの花をむしってしまいそうで、びくびく。どうしたらいいんだろう。

この鉢も、雑草だからひっこぬこうと思っていた葉っぱが伸びたと思ったら、立派な赤と青のアネモネがぽっかりぽかり。今はまたいくつか増えてます。
 空いたところに新しくアネモネを植えて罪滅ぼしをしようと思っていたら、何だかついこの間まであったアネモネの苗がもう店にない。他のを植えたら何だか先住アネモネに失礼な気がして、どうしたものやら悩ましい。というのが、この写真。

問題のガザニアはですねえ。非常勤で行ってる大学の事務室の前に、いつも咲き乱れてて、「放っておいても元気なんですよ」と事務職員の方が楽しそうに見守っておられて、わが大学にしばしば出没するイノシシが夜中に掘っくりかえして傷めたあとも何とか復活したとかで、私もその丈夫さにあやかって、植えようかと、毎年ずっと思ってた。
 ただ私、アン・シャーリーやらトム・ベーリー(オールドリッチ『わんぱく少年』の主人公)やらの影響もあってか、名前がきらいだと、いまいち食指が動かんのよねえ。こんなかわいい元気そうな花になんでガザニアなんて、カニの化け物みたいな名をつけるんだろうと、ついつい敬遠してしまってた。

この春、一大決心をして「名前が何なの、ロミオ!」みたいな覚悟で、まあ安かったのもあって、いくつか苗を買って来て、ウッドデッキの前の花壇に植えたのだけど、いっしょに買ったパンジーやビオラは、ちゃんとしっかり咲き乱れてくれてるのに、ガザニアだけは、葉っぱは青々元気なのに、さっぱり花をつけない。一輪も開かない。つぼみの気配もない。
 もしや、名前を嫌ってるのが気づかれたかと、私相当あせってます。

今日もスーパーの花売り場を見たら、同じガザニアが満開だった。いっそ買って来て、隣に植えたら、歌を忘れたカナリアじゃないけど、咲き方思い出すだろうか。行きつけのお花屋さんで、グチこぼしたら、「ガザニアが咲かないなんて珍しいですね」と不思議がられて、ますます気になってます。
 いったい何が気に食わないんだよう。ガザちゃん。

今ネットで調べたら、ガザニアの名の由来はギリシャ人の学者ガザに敬意を表したものらしい。それって「ガザに盲いて」の小説に出る地名のガザと関係があるのかしら。きれいな花の写真もあったけど、しゃくだからリンクしない。その内に、わが家のが咲いたら、それをしっかりアップしてやる。

そんなわけで、庭はどうもまだぱっとしない。家はもちろんまだ散らかってる。うー。先日テレビで北九州の魚のぬか炊きが絶賛されてたので、ついスーパーで買って来た。ごはんがいくらでも進むというから本当かしらと思って食べて、最初はただの缶詰の味じゃんと思ったのだが、あなどれなかった。やわらかで奥深い味がたしかにみごとにクセになる。たてつづけに昨日も今日も買ってきて、むさぼってしまった。ただし、けっこう高いのよ。一パック五百円超って、それトリか豚肉のパック以上じゃん。それでも買ってしまうのが恐いんだけど。

むなかた九条の会の人から先日の映画会の報告があった。百五十人近い参加者で、ささやかながら赤字にならずにすんだそうだ。久しぶりの盛会で、そりゃまあこれだけ政府がめちゃくちゃやってたらなあ。私の知ってる方たちの、「映画を見てあらためて怒りにふるえた」という感想などもお伝えしておいた。願わくばこの皆さんのパワーが選挙の結果に結びつくといいのだが。17日には共産党の田村貴昭議員の報告会もあるそうで、体調がよければ参加して閣議決定を何とかして下さいと言って来ようかしらん。

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カツジ猫