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活性化するカツジ猫。

◇部屋の中に飾っていた花が枯れたので処分して、多分正月の初めに買った小さめのピンクのバラと、薄緑色のチューリップを玄関においてたのを、かわりに部屋の中に持って来た。そうしたら、少し低い机なので上から見ることになるピンクのバラが、それはもう、かわいくてきれいで、通り過ぎるたびに毎回はっとなる(笑)。

◇昨夜遅く帰ってきたら、正月飾りを片づけたあと、からっぽになってて、何か置かなくちゃなあと思っていた、道路側の窓に何か置物が。と思ったらカツジ猫だった。前足をそろえて、胸をはって座って、のどの毛はふさふさ、暗い夜だからお目目はまんまるまっ黒、まるきり作り物の見事さだった。車を近寄せながら思わず大笑いしてしまったが、通りかかって見た人はきっと本物かどうか悩んだだろう。前の飼い主さんがカツジのことを「もう、ちょっと顔がいいかと思って(いい気になって)」と苦々し気に言ったことがあって、たしかにこいつ、どうかしたときに、みばだけは、ほんといいからなあ。

キャラメルといいカツジといい、私が飼う牡猫はこれまで皆、妙に美形だが、本当は私の好みは、ふてぶてしい不細工な傷だらけの牡猫で、「みなしご救援隊」の中谷代表が、よく「ワタリガニ系」と表現してるタイプなんですよ。昔からそういう牡猫と暮らすのが夢だったんだけど、今となってはもうかないそうにないなあ。でも、そのタイプだったら好きすぎて、死んだときに耐えられないかもしれないから、やっぱり飼わない方がよかったかもしれない。

とにかくカツジ猫は最近妙に活性化していて、今朝も見ていたら、金網の中の砂場で、トイレに立派なうんちをして、せっせと砂をかけていた。最初まるで見当違いのほうにかけているので、あーあと思って見ていたら、そのうちに、正しい方向にかけはじめて、ブルトーザーのように砂を飛び散らせて山のように積み上げていた。

◇昨日の帰りに駅のコンビニで甘利氏のことを証言した人の記事がのっている「週刊文春」を買った。私の前におじさんが同じ本をつかんでレジに向かうのを見たから、きっとバカ売れしてるんだろう。その記事も面白かったが、他の記事も気のせいか熱気があった。文春の編集部は今盛り上がってるのかもしれない。

でも私は最近忙しいのと、もともとそんなに勘が働く方でもないし、テレビは見ないし、新聞でしか情報を得てない限りでは、甘利氏の辞任が政権にそんなに打撃ということが、辞任してからの記事を読むまでわからなかった。去年の夏のように、ずっとネットをチェックしてたらまたちがったかもしれないが。普通の人は今の私ぐらいしか関心を持つヒマはないんじゃないかと思うと、こういう報道のしかたには問題があるんじゃないかなと思ってしまう。

日銀のマイナス金利もそうだが、年金の資金を株に回して21兆円なくしたという話もさらっと流されているけど、どう考えても首相のやることなすことは、もうすべてで行き詰まりじゃないか。やめさせないと、先には奈落しかないぐらいの。見てると恐いから皆目をそらしてるのだろうか。

◇今日は暖かいので、少し上の家の二回の服を片づけたが、とにかく多すぎて目まいがし、書庫に下りたらこれまた本と書類の山でくらくらした。もう本当に何とかしないと。ええい、冷蔵庫の野菜をさらって、鍋でも作るか。

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カツジ猫