1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. 涼しいじゃん、10月じゃん

涼しいじゃん、10月じゃん

今日は、生きてたら多分106歳になる母の誕生日です(言い方が変だけど)。98歳で亡くなったのですが、何だかちょっとも死んだ気がしないで、何かあるとすぐ、つい「あっ、母に電話しないと」と今でも思ってしまう始末で(笑)。喪失感も寂寥感もさっぱりないのはいいけれど、ついつい惰性で誕生祝いもしてしまう。はあ。

好きだった三浦洸一のCDをおんぼろラジカセで朝から流しまくってるのですが、五枚セットの適当にとった最初の一枚が軍歌集だったので、朝っぱらから「麦と兵隊」だの隼航空隊の歌だの水師営の歌だのをたっぷり聞くことになりました。何だかシュールな日曜日です。

この人は、いい声と、まっとうな歌い方をするので、軍歌ロシア民謡もたくさん歌ってるんですよ。聞いてて気持ちがいいんですけど、朝からずっと聞いてると、さすがにだんだん異次元の世界に入って来たような。

プレゼントも買いたいけど、ものを増やしたくはないしお金はないしで、行きつけのお店にあった、小さなハムスターの置物を買いました。絵筆(これも全部木造りよ)を持っています。同じシリーズの、額縁を持ってるやつを、父の日に買って飾ってやったので、対にしたらいいかもと思って。母は絵も好きだったし。
 あと、先日町に行って、久しぶりに博多駅をぶらついた時に買ったバースデーカードにメッセージを書き、母の古い写真の少し大きめで合う額縁がなくて放っておいたのを入れてやろうと、それも買いました。目分量で測りもしないで買ったので、ちょっと心配でしたが、ぴたりばっちりの大きさで、きっちり収まりました。それと珍しい大きな花を一つ買って、そういうのを、ごちゃごちゃまとめてレイアウト。

母のこの写真は、一緒に国東半島をドライブしたとき、海辺の陰陽神をまつった小さい神社の鳥居を四つん這いで母がくぐっているところです。
 なかなか全部うまくとれないので、また手抜きですけど、いろいろアップしておきます。

あとは、今から小さいケーキを買ってきて、食べるとするか。

それにしても、久しぶりに町に行ったら、来年の手帳もバースデーカードも、売場いっぱいに、目も綾なと言いたいぐらいきれいなかわいいのばっかりが並んでいて、誘惑にかられるなあ。あんなの全部売れるんだろうか。売れなかったら処分されるんだろうか。ペットショップほどではないけど、気になってしまう。

私は最近、家の片づけで出て来た、古いノートや白紙類を、全部小説の原稿書きで使ってやると一大決心の壮大な計画を決めたところだから、心はゆらがないのだけれど、しかし、あんなにたくさんの商品を見せられると、ぐぐぐと買いたい気持ちを抑えるのに苦労する。

第一、先日見つけた映画館の入っている、おしゃれなビルに、ハロウィングッズが山積みされてて、その中に、立派な骸骨があったのを、私は買いたくてしかたがない。ハロウィンが終わっても、帽子をかぶせて車の助手席に座らせておいたら、ずいぶん面白かろうと思うのだけど。

10月になったとたん、暑いようでも風が涼しい。そよそよ吹き込む風が心地よく、ベッドの上でごろごろしてしまって、ちっとも仕事が進まない。

Twitter Facebook
カツジ猫