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満開の花

家事と雑事はまあまあ順調に前進しているのだが、本を読んだり文章を書いたりしたくてたまらないのに、まとまった時間がとれないからイラつく。
そう言いながら、今日はうららかなお天気で、由布院と宇佐にドライブして来た。桜があちこちでピンクの雲のようにみごとに広がっていて、私の元の家の庭から見る川向いの桜並木も例年のように華やかだった。地域の人たちが工夫しているのか、昔はなかったライトアップがされていて、紅白の提灯などもかかって、お祭りのようだった。

特攻隊で死んだ山下大尉が、母に手紙で書いていた「もう一度見られたら」と思った桜は、この桜だったのかしら。それとも我が家の裏手にある二本の大きな桜かしら。それもいっぱいに花をつけていた。この前から紹介しているモノクロ写真は、この桜だ。
あるいは川に近い庭先にあった、今はもう枯れてなくなってしまった大きな桜かしら。

そんなことを思いながら、山下大尉の手紙を読み返していたら、この手紙は「蒼龍」の中で書かれていたのだなあ。今でも人気のある戦艦らしいが。

由布院の町で、大分県知事選のポスターを見た。長期政権の知事に対抗する共産党の候補者は、まだ若いが、もっと若いころからいろいろ立候補していた人で、亡くなった母もよく選挙運動の手伝いに行っていた。「背が高くてカッコいい人よ」と何だかミーハーっぽいことを言いながら応援していたっけ。その人も昔に比べると、ポスターの顔は落ち着いて堂々として、なかなかとても立派だった。今日会った地元の人は、今の知事はもう長すぎる、長すぎるとやはり癒着やなれあいも起こりがちでいいことない、だから共産党の候補者に入れると言っていた。勝つのは難しいかもしれないが、投票は迷いなくできるよな。

福岡県知事選の方はもうちょっとややこしいのよね。麻生副総理が全力で推してる候補者が、現知事に対抗して、保守分裂が起こってる。つけ入るには最大のチャンスだろうが、結局野党連合ができなくて、共産党が独自候補を立てた。公約や話を見ると立派な人のようで、入れたいと思ってるけど、万一、現職が落ちて麻生の推す候補なんかが通ったりしたらえらいことだしな。

写真は三毛猫シナモンの命日が近いので、彼女が自由に家を出入りしていたころの、何代か前の車とのツーショット。右の空き地には後に私が新しく家(美尾庵)を建てました。

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カツジ猫