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無理とは思うが恥を知れ

昨日の夜は暑さがすごくて、室内でも何だか目まいがして来そうだったから、我を張るのはやめてエアコンをつけた。今からこれでは、来月なんかどうなるのだろうな。

猫のカツジが、いつも私のベッドの上の私が寝る場所をどっかり占領して寝るので、仕事に疲れて一休みしようと思っても、とっさに身体が投げ出せない。これは相当イライラする。ぶちきれた時に一度、わざと上に寝てやって、しっぽを背中に敷いて動かせなくして困らせてやったのだが、それでもちっともこりないで、同じ場所に寝続ける。

この広いセミダブルのベッドで、その小さい身体を何でわざわざ私の寝場所に持ってくるのかと、相当頭に来ていた。もしかしたら私の匂いのするところに居座りたいのかしらと思いもしたが、そんないじらしいタマかと思ったりもして、結局ずっとモヤモヤしていた。

やつの食事のための通り道を確保しようと、動線を犠牲にしてデスクとテーブルをくっつけて、やや不便にはなったが、それなりにコーナーが仕切られて、いい雰囲気も生まれたという話は前にした。

逆鱗

 

そんなことを考えていたせいか、昨日はっと、やつがなぜ、いつも私の寝場所を占拠するかの理由がわかった。
 わかって見ると、今まで何で気づかなかったか、自分がとてもバカに思える。
 要するに、私があれこれ工夫し計算して最初に家具の配置を決めた時、ベッドの置き場として選んだ、浴室の窓と廊下の窓の風の通り道になる、室内で一番快適で涼しい場所というのが、他ならぬ、ここなのだ! この、横になると上半身にそよそよ風が吹いて来る、枕のあたり。

猫は家の中で一番涼しい場所や暖かい場所を知っているとはよく言われるし、亡き母もいつも言っていた。私も知ってたつもりだが、何となくわが猫カツジは、そういうすぐれた猫の本能は持っていなさそうと決めつけていた。

しかし彼もやはり、そこはしっかり猫であって、室内の一番快適で涼しい場所をちゃんと把握して死守していたわけだ。ただ、それだけのことだったのだ。
 何かもう脱力。わけがわかって安心したというのもあるが、やっぱりムカつくのには変わりがない。

庭のユリはそろそろ盛りを過ぎかけたが、一番のっぽの純白の数本が最後の花火のように開き始めている。アジサイも増えてきたので、切ってきて飾った。でも今日は何だか元気がなくなった。水揚げがうまく行ってないのかな。

自民党がバカだということを書きたいと予告していたけど、思い出してもアホらしすぎて。

数日前に国会で共産党の山添拓議員が、政治資金規正法の対案を提示説明してたんですよね。その中でパーティー券の問題とか述べてるとき、自民党の議員が「アカハタの収入は?」みたいなヤジを飛ばしてるんですよ。もともとしょうもない議員ではあるらしいんですがね。それにしたってピントはずれにも程がある。

山添議員も相手にしなかったけど、ひょっとして、何を言われてるのかわからなかったのじゃないですかね。

ヤジって悪口でしょ。政党の機関紙の収入は誇りにこそなれ、どういう点でも恥にはならない、悪口の対象にはなりようがない。しいて言うなら、機関紙なんかでは絶対金をかせげない自民党の恥で、隠しておきたいようなことじゃないですか。共産党の立派さの証明として。

それを、悪口になると思い込んでる、この自民党議員の常識って何なの。知的水準だか基本的教養水準として、相当危ない人じゃないの。

以前アベ首相が「日教組! 日教組!」とかヤジ飛ばしたことありませんでしたっけ。自民党の中心の人たちって、れっきとした政党や組合が、どういうものかわかってないのね。多分、政治の常識も、民主主義や近代政治のイロハも。

意見のちがいはむろんある。だけど、この人たちは、そういうことの前に意見のちがう人たちと話し合うルールもマナーも常識も何一つ、根本的にわかってないとしか思えない。そういうバカさを、ああいったヤジで暴露してしまうことにさえ気づいていない。早い話が救いようがない。本当に、言っても無駄かもしれないけど、恥を知れって言いたくなるのよ。

はあ、何かもう、書いてるだけで疲れてきた。一服してプロ野球でも見ようか。それにしても西武ライオンズはほんとにもう、どうしてしまったんだろう。

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カツジ猫