宿題がいっぱい
昨日、町に髪のカットに行った帰り、何年ぶりかにキャナルシティーに行って、「関心領域」の映画を見て来ました。
久々のキャナルシティーは、あちこち変わっていましたが、噴水の見える豪華なホテルのレストランは昔と同じで、目の玉の飛び出るほど高いバーガーとジンジャーエールを味わいながら、特等席から噴水を楽しんで来ました。
映画は抑制された、わりと複雑な描写もあって、パンフレットが売り切れてたこともあり、細かいとこは、わからないこともありますが、端正な中にものすごく不気味な恐さがあって、しかもこれ、能登の被災地、ウクライナ、ガザなどの現状を知りつつ、毎日の幸福を味わうしかない今の私たちの状態とも重なって、それも本当にぞっとしました。
奥さん役の女優さんがうまいよね。皆うまいんだけど。最初のころ、使用人に「いいのを一つずつとって」と上等の肌着みたいなのをひとつかみテーブルに置いてって、お手伝いさんたちが、ひかえめに物色して選んでる場面なんて、あとで考えたら収容所に連れて来られたユダヤ人の女性たちから没収した高級肌着に決まってますやん。気づいた時に何だか頭が痛くなる。他にもそんな場面がまったく説明抜きで語られる。ああもう、いやだいやだ。この身の毛のよだつ快適さ(住人たちの毎日の)。
ところでいくつか宿題がありました。
まず、都知事選に関して昨日書いた文春の記事。
上沼恵美子さんの人生相談コーナーの一部。だいたい私の引用のとおりですが、細かいことばがちがってたりしたので、原文をご紹介しておきます。にしても、私もなまったものよ。昔は聞いても読んでも一語一句一文字もちがわずくり返せたのになあ。
ご存じない方もあるかと思いますが、小池百合子現知事が学歴詐称で、卒業してないと言われているのは、「カイロ大学」です(笑)。
それからっと、同じ書き込みの、朝に奥庭で会った、テンかイタチのことがありましたよね。あんなに太陽の下にちょこちょこ現れるのは、イタチじゃなかろかと、近くの奥さまたちと話してるんですが、ともあれ、とりあえず、そのイタチ(にしとこ)が、昨日の朝も私がランチパックとコーヒーを楽しんでいる足元に現れました。
今回は私に気づいて、すぐ草むらに逃げ込んで、それはいいのですが、その後、これまでなかったことに、右や左にうろうろちょこちょこ出て来ては引っ込むのです。何度かは、二匹いるのかとぎょっとしたほど、あちこち遠くから回って近づいて来ては引き返す。何を考えてるかさっぱりわからないし、こんなのになつかれても困るがなあとか思っていて、ふと足元を見たら、敷き詰めたれんがの上にアマガエルよりは大きめのカエルさんの死骸がある。
ははあ、私を見てびっくりして草むらに逃げ込むはずみに、狩りの獲物を落っことしたのか、それをあきらめきれないで回収にこれつとめてるのかと、ようやく納得が行った次第。
そんならさっさと持って行ってくれと思うのですが、あともうちょっとのとこまで近づいては私を見上げて、しゅっと引っ込んで、引っ返してしまう。
おかげでじっくり観察できました。なめらかな茶色の毛皮で、小さくしなやかな身体で鼻先は黒い。すばしこそうで、しなやかな動き。数年前に野良猫たちの糞害にほんともう自殺したくなるほど困らされた身としては、こいつの方がはるかにまし。最近よく見た真っ黒けのヘビさんが姿を見せないのも、こいつが追っ払ったのか、しかしあの長いヘビに、こいつは勝てるんだろうか、でもインドのコブラをやっつけるのは、どっちかつうと、こいつ系のマングースだからな、などなど、あれこれ考えながら、一応食事も終わったので、立ち去りついでに、カエルの死骸を少し藪に近い土の上に動かしておいてやりました。でも取りに来る様子もなく、あきらめたのかな、食っちまってくれた方が片づいていいのに、などと思いつつ、食事のかごを片づけて、また戻ってみたら、一分もかからなかった間に、ちゃんと死骸は消えていました。首尾よく朝食にありつけたんですかね。カエルはかわいそうですが、熱波で腐ってしまうよりは、食べてもらった方が浮かばれるだろうし。
あとまあ、自民党がバカすぎるとか、いろいろ書きたいことも多いのですが、また明日にでも。今日は何しろものすごい暑さで、買い物から帰って車のエンジン(つまりエアコンも)切ったあと、そのまま力尽きて車内で居眠りしてしまい、危うく自分で自分を車内放置の熱中死させるとこでした。もうほんと、ヤバいよー。