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特化

「特化」というのは、私の勤務する教員養成大学などでは、教員免許をとらなくても卒業できる、いわゆるゼロ免コースは縮小廃止して、教員養成一本にしぼろう、などという時に使う言葉のようです。今日、学長選挙があって、今の学長に代わって新しい方が当選しました。それで、この「特化」の問題が今後どうなるのだろうと今日会った何人かの同僚が話していました。

新しい学長がどんな運営をなさるかはわからないので、今のところ別にその方に不満や不安はないし、第一私は3月で定年なので、直接には影響はおたがいないのですが、ただ、今の学長は普通に良い運営をされていたので、続けていただいていいと思っていたので、ちょっと残念です。でも私自身、最後の年ということもあり、公私の多忙を口実に最近教授会も休みがちだったので、学長にも執行部にもあまり協力していたとは言えず、だからまあこの結果に文句や愚痴をいう権利はないですね。たとえ、定年までに少々学内が混乱して思わぬとばっちりを受けたとしても、自分の責任だと思うしかないでしょう。まあそんなことにならないよう望みますが。

で、その特化ですが、近くの玄海町にナカマル醤油というのがあって、最近よく「だしの素」や「つゆ」を出しています。おいしいし地元なので愛用しています。先日、福岡に出た時、和紙を売っている高級そうな店をのぞいたら、この会社の醤油やだしが置いてあって、ここまで進出しているのかと感心した次第です。

それはいいのですが、最近この会社、「さしみ用醤油」だの「たまごかけ醤油」だのと細かく分けた品を出しはじめて、つい買ってしまう自分も自分なのですが、こんなに「特化」した商品を出すのって、やりすぎてこける前兆ではあるまいかと、いささかこっちがびびっています。第一こう用途がわかれると、減るのも遅いし冷蔵庫もふさぐし、できることなら、たまごにもさしみにも通用する万能醤油の方向も追求してはくれんだろうか。

そう思いつつ今夜(もう昨夜か)は大分からもらったカボスと、そのさしみ用特化醤油でお刺身を食いました。もっとも肝心の刺身は昨日(もう一昨日か)買ったものです。週に数回何となく「一円もお金を使わない日」というのを達成したくなって、今日(だから昨日。しつこいな)もそれでした。いや、学生にテキストを一冊500円で売ったから、金をかせいだ一日でした。
こういうの、午後をすぎるあたりから何となく、「お、今日はまだお金を使ってないな。じゃ使わないでいてみようか」となるわけで、しかしそれでもさっぱり金がたまらないのは、十万級の本をときどきどかんと買うせいなんだろうな。

今日からいよいよ待ったなしで、紀行全集の仕事にかかるつもりなので、アバターも一段と髪を振り乱しております。(笑)

しかしもう年賀状の季節なんですね~。郵便局に就職が決まった学生からさっそくノルマ達成に協力して100枚ほど葉書を買ってはいるのですが。

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カツジ猫