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猪と雨蛙

此方は天気予報通り昨日から大変な雨。裏の川の水嵩が増して、どうどうと流れる音が夜寝て居ても遠く響いて来ます。今も聞こえて居ます。氾濫する事はまず無い水量なので、此の音も快いのですが。

昨日の朝、雨の晴間に山の上の御墓に行く途中、道路に大きな犬の様な物が立って此方を見て居るのが見えました。余りにも大きいので狼かしらと有らぬ事をちらと考えた時、其の何かが身を翻して傍らの藪に駆け込んで行きました。藪は崖に成って居て、がさがさ掻き上って行く姿を横から見たら、猪だと分かりました。
数年前、亥年の暮にも御墓の近くの山道で一頭見たのですが、久し振りです。今度は人家の裏と言っても良い場所で、人間とぶつからないか心配に成ります。

夜は、退院した母と喋って居て、一寸外に出て玄関に戻ったら、廊下にちょこんと立派な雨蛙が座って居ました。此れも何年ぶりに見るでしょう。昔は何処にでも居た物ですが。
猫が見つけない前に急いで庭に逃がしましたが、紙でくるんだ中でもがいて突っ張る細い手足が力があってたくましく、心強い思いがしました。

母の退院其の他で大層疲れて居る時なので、動物達が心配して様子を見に来て居る様で何やら苦笑して居ます。

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カツジ猫