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猫たちは今

昨日は地域の方との研究会で、地元の方の俳諧の本を読みました。できれば翻刻出版して地域の皆さんに読んでいただけたらと思っています。ささやかな初仕事でしたが、まあ快調なすべり出しでほっとしました。けっこうよくできている句集で、当時の地方文化の高さがしのばれます。
 出版するのはまだ先でしょうが、何かいい本のタイトルがあればいいのですが。中心でやっておられる方々に期待しています。

そろそろしめ縄を飾っておくのも恥ずかしくなったので、今日は片づけて、鏡開きです。しばらくまた、お雑煮やお汁粉を食べなくては。

人間が放置されているような被災地だから、動物やペットたちのことなど誰も気にする余裕はないだろう、いつもなら即座に現地に入る動物愛護団体の方々も今回は当然行けてないはずで、動物たちにはますます救いがないだろうと、それも実はずっと心配でしたが、昨日か一昨日初めてニュースの避難所の映像で、人間といっしょにこたつに入っている猫がちらっと映って救われました。かわいい顔の茶色のきじ猫の成猫で、落ち着いているように見えました。
 認知症の高齢者の方や受験勉強したい高校生も周囲のじゃまになりそうで苦労しているようですから、ペットなんてとてもおいてもらえないんじゃないかと悲観していたので、まあ場所にもよるのでしょうが、その点も本当に少しだけ安心はしました。
 とは言え、現地の動物たちはいったいどうしているのでしょうか。

猫つながりで。ロシアのプーチンは許せないが、彼がくれたシベリア猫のミールくん(もう十一歳なんだね)を飼ってくれている秋田県の佐竹知事が、「救援支援の初動が遅かった」みたいな指摘を発言しているのはうれしい。けっこう自由な発言をして、地元の人の好感度もそれなりにあるようだから、こんなことも口にできるのだろうか。

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カツジ猫