猫に負けたかな。
◇私の一年の計は、まださっぱり立ちません。というか、しなければならないことは決まっているのに何だか何もする気になれない。
まあとにかく今日は、おせち料理を入れていた重箱を洗って片づけました。残ったおせちはタッパーに入れて冷蔵庫にしまいました。
この重箱は安物ですが、紅白のかわいい色で、私にはこれで充分です。おせちを注文しなかった代わりに買い求めたのですが、来年もこれに適当につめた私製おせちですませることにします。
でも今回はちょっと、かまぼこを買いすぎたな。まだ大幅に残っていて、急いで食べあげなければなりません。
◇昨日の夕方、上の家から戻って来たら、金網の中の庭でカツジ猫が、砂の上に座ってトイレをしていました。えらいえらいと喜んで、びっくりさせないように立ち止まってながめていたら、いつまでも座っていて、けっこう時間がかかってる模様。
腎臓でも悪いのかと心配になって、ネットで症状を調べましたが、まあ水はよく飲むけれど、食欲はあるし、元気に走り回るし、大丈夫なのかな。おしっこもうんちも、ちゃんと立派にしているし。
しかし、たしか前の飼い主さんがこいつを子猫のときに病院で精密検査してもらったとき、腎臓がひとつしか機能してないとか言われたんではなかったっけか、とひょいと思い出したりして、いずれにせよ、どこかもろそうな感じがするから長生きは無理かもしれないですね。まあ、これだけ毎日したい放題をしているのだから、短命でも文句はないでしょうが。
◇ワトスンが女性になってる、ホームズものの海外ドラマ「エレメンタリー ホームズ&ワトスン」というDVDを見ています。硬質で骨太な感じで悪くないんですが、特にホームズとワトスンにしなくたってよかったんじゃないのっていう感じもしないではないな。ホームズもののパロディとしちゃ、やっぱ「シャーロック」の方がはるかに緻密でよくできてるんだけど、ただ、あまりにも原作とべたつきすぎて最近じゃ見るのがつらい。第一回なんかほんともう最高だったんだけどなあ。
◇「わが家の問題」と「家日和」が面白かったんで、年末からこっち奥田英朗の文庫本をいろいろ読んでます。バランスのとり方が絶妙で楽しめるんですが、ぜいたく言うなら毒がないし、コクがない。まあまだ読んでない作品もいくつもあるんで、結論出すのは早いでしょうけどね。
◇そうそう、昨日いや一昨日かに書いた「女にこんな本を読んでほしい」キャンペーンの話、「女はどうせこんな本しか読まないんだろう」とセットになってる考え方なのが批判されてるひとつでもあるんでしょうけど、それでまたひょっと思い出した。海外ドラマ「キャッスル」で、作家のキャッスルがホームズ気取りで、踏み込んだ家の主の人柄を分析します。「彼は女とつきあってる。『食べて祈って恋をして』って本がおいてあるけど、こんなの読むのは女性だけ」とか推理してたら、同僚のライアン刑事が何も知らないでやってきて、「ああ、その本好き」とか言うの。こういうところがいいんだよねえ(笑)。
で、ライアンみたいな男性にとっても、あのキャンペーンは災難だよね。自分の愛読書が女性が読む本と決めつけられちゃうわけだから。まあ、ライアンはそんなこと気にしない…こともないような気がするから、男性側からしたって、やっぱりいかんよ、あのキャンペーンは。