盛りだくさんな一日。
◇今日は久しぶりに田舎の家を点検に行って、そのあと熱波の中で墓参りに行って掃除をし、湯布院のお店で注文していた服とラグをひきとった。せっかくだから、ここで何か食べようと思い、「原っぱカフェ」という、何だかホビットの家みたいなつくりの店で、トマトのパスタを食べたらめっちゃうまかった。食いながらメニューを見たら、鹿肉のパスタもあって、こんなの出来るんですかと聞いたら、イノシシもありますとのこと。今度食べちゃる。
鹿はもちろん、かわいいし、「バンビ」の映画も本も大好きだったのだが、一方で、「ジャングル・ブック」では、マウグリやバギイラが、普通に鹿を倒して生肉ばりばり食べてたし、「ロビン・フッド」でもお尋ね者のロビンたちは、王様の鹿を射殺しては食べていたから、私の頭の中には、あれはエサだという感覚もある。とにかく、ちょっと食べて見て、ロビン・フッド気分になってみたい。
◇さすがに疲れてその帰り、高速でふらふら運転をしそうになり、ヤバいと思って仮眠をとったりしてる内、ふと、今日は大濠公園の花火大会だったではないかと思って、都市高速の上から街を見たら、遠くの眼下に、小さくおもちゃのように、花火が開き続けてるのが見えた。これで満足しとくかと思いながらつい、どこか遠くから見られないかなと街に下りて車でうろついてたら、公園の真正面の雑踏の中に出てしまった。交差点で信号待ちの間、今度はすぐ横の空いっぱいに、色とりどりの花火が轟音とともに広がる。もうこれでいいやと高速の入口を探していたら、駐車場が一台分だけ奇跡的に空いてたので、そこに車を押しこんで、1ブロック程歩いて、絶好の見物場所を見つけて、他の人たちといっしょに、眼前に広がる豪勢な光のうずを堪能した。これで、花火を少なくともひとつは見るという、夏のノルマは果たしたぞ。
て言うか、久しぶりに墓参りなんかしたから、母のパワーが乗り移った気がする。絶対に見に行こうとひっぱって行かれた気分だ。帰りの車の中で、「見たねえ」と満足げに言っている声が聞こえてくるようだった。特に花火がというのでもないが、母はこういう冒険が好きだった。
◇さて、風呂に入ってもう寝よう。明日も一日仕事に精を出さなければ。