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私もバカよねー。

キャラママさん、お大事に。ゆきうさぎさんも、あまり無理はしないで下さいね。

「ターミナル」はやはりよくできていて、楽しみました。お定まりの夢物語のようでいて、わりと目的が重要だけどささやかだったり、完全なハッピーエンドでもないほろ苦さが、やるなあと思わせます。

「プラダを着た悪魔」のナイジェルだっけ、「ラブリー・ボーン」の隣家のおじさんやった彼が、悪役をうまく演じてました。うまいものだからラストでつい、感情移入しちゃったのですが、最後で彼、ちょっといい人になったみたいに見えますが、あれは絶対にそうじゃないのですよね。大勢=体制にとにかくついちゃう人なんだよな彼は。そこが柔軟に見えたり案外善意に見えたりするし、まあまちがった方向に気骨や誇りを見せる人ってのも、それはそれでめんどくさいもので私は絶対そんなやつを尊敬しないし好きにもなりませんが、かと言ってこいつのように、全体の風潮や流れがそっちに向いたなと感じとるや、するっと多分自分でもあまり気づかず主張や嗜好を変えるやつって、ほんとに世の中に無駄な存在だと思ってしまう。

こういうやつの言うことやすることに、ものすごく傷ついて苦しむ人っているわけですよ。私もそうでしたけど、でもふりかえって考えると、こういうやつを説得しよう、考えを変えようとついやした時間や誠意や知恵や感情ほど無駄なものってなかったな。こういうやつは、ただ、世の中が変わったら変わるんです。勝つ方になびいてくる。だから、適当にあしらって、どんどん自分の仕事して実力あげて、世界を変化させた方が早い。こういうやつと対決してるより。

こんな人って、自分がそういう人間と見られたくないもんだから、どーでもいいこと、ささいなことには変に頑固で筋を通してゆずらないんだけど、それは目くらましで、生き方や考え方の根本はとにかくもう、強いものや多数派につく。まあ、敵としちゃ別に大したものじゃないし、キライになるほどの価値もないけど、ひたすらうざいっちゃうざい。とにかくね、真剣に向き合う対象じゃない。世の中の基準と他人の目しか、生きるめやすがない人なんだから。まともに怒ってると、ほんとに時間を無駄にします。

そういう人格、人物をきちんと描いているのも、映画と役者のうまさなんだろうなあ。

こういう人をうじゃうじゃのさばらせないためにも、そうじゃない人は決して負けたらいかんのだよ(笑)。

ところで「LOST」はDVD化されてる分は見てしまいました。まーねー、もう、こういう話と思って見てれば楽しめるのよね、何度も言うけど。
でもラストで、ある女性が「…しなさいったら!」と激怒してる場面で、ひさかたぶりにキャラママともよく話す、日本の女ことばについて考えてしまったなあ。ここはもちろん英語では「…しろったら、こんちきしょう、てめえ!」でしかないわけで、ただ、この女性にはたしかにそういうことば使いは似合わない。

そうなんだけど、もうその最後のせっぱつまった絶望的な目の前が暗くなりそうな状況が、けっこうそれなりに伝わってきてたのだが、「…しなさいったら!」で、やっぱりちょっと、まのびはしてしまうんだよねえ。

それにしても、ここまで見ると、どうでもいいとは思いつつ、ついつい最初からまた見たくなり、ゲオでたたき売りされていたシーズン1の12巻そろいを、1980円で買った私もバカだよねえと、つくづく思う。

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カツジ猫