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私をたばねないで

お知らせです。
 直近の書き込みその他いくつかを、「日記」から「テロリストの心」の方に移しています。
 ずっと以前に、今後の老後の計画について書きかけていたのを中断していたのですが、その連載も、その内にこちらに移します。
 「老後の計画」関係は、以後はこちらでごらん下さい。

期日前投票の用紙が届きました。この年になると、事故やら病気やらで明日はどうなるかわからないから、すぐに行っとこうと思うのですが、どうも今回は地域では投票したい候補者がいない(自民党と参政党と国民民主さんですからね。しかもどなたも、個人的なお人柄も存じ上げないし)上に、最高裁判官の国民審査が今行けばできないので(かなり形骸化してるとは言え、この権利を行使できない選挙って、悪い意味で前代未聞じゃないですかね)、ちょっと食指が動きません。

今回の最高裁判官審査の対象はお二人のようですが、どこのメディアもちっとも資料や情報を教えてくれない。「週刊金曜日」とか何か言ってくれてないのかしら。

その昔、まだ学生のころ、母と二人で、十人近い最高裁判官のリストを見て、誰に✗をつけたらいいのか、あれこれ話し合ってたことを思い出します。そのころはたしか新聞も二つか三つか取っていたので、「アカハタは全員✗を推奨してる」「でも、このお二人はまあましなのでは」「他の新聞じゃ、この二人は✗じゃなくていいと書いてたような」とか言い合ってたのを思い出します。当時だってそんな親子も珍しかったかもしれないけど、それにしても、おぼろな記憶じゃ、当時はひょっとして大新聞も✗をつける候補を堂々と示していたんでしょうか。まあ大半の人は関心が薄くて、祖父なんか、「おれは全部◯をつけて来た」といばったりして、母にあきれられていましたが。

先日ちょっと安かったのでつい買った、カナダ産の豚肉のステーキが、やっぱり少し大味でいまいちだったので、残った一枚は玉ねぎといっしょに焼いたら、少しはましだったかな。パイナップルも加えればよかったかもしれない。

明日明後日が珍しくちょっと予定がなくて、この際見たい映画をはしごして片づけてやろうかとか、寒そうだし家にこもって片づけや庭いじりにはげむかとか、迷いまくっています。地域の方との俳書の読書会の、最終的に残った難読文字を私が読むしかないことになっちゃって、まるで自信がない宿題なんだけど、それもそろそろ手をつけるしかないかなあ。やれば面白いし、いやな仕事じゃないんだけど。

どこぞの党(複数かも)が唱えてる「日本人ファースト」みたいなスローガン、政策とか以前に日常的な感覚でうんざりして、新川和江の有名な詩「私をたばねないで」のフレーズしか思い浮かばないんだけど。この詩は女性について語られることが多いけど、「日本人」でまとめられるのも、私にとってはまったく同じ印象だわ。

わたしを束ねないで

わたしをたばねないで
あらせいとうの花のように
白いねぎのように
束ねないでください わたしは稲穂
秋 大地が胸を焦がす
見渡すかぎりの金色こんじきの稲穂

わたしをめないで
標本箱の昆虫のように
高原からきた絵葉書のように
止めないでください わたしは羽撃はばた
こやみなく空のひろさをかいさぐっている
目には見えないつばさの音

わたしをがないで
日常性に薄められた牛乳のように
ぬるい酒のように
注がないでください わたしは海
夜 とほうもなく満ちてくる
苦いうしお ふちのない水

わたしを名付けないで
娘という名 妻という名
重々しい母という名でしつらえた座に
すわりきりにさせないでください わたしは風
りんごの木と
泉のありかを知っている風

わたしを区切らないで
コンマピリオドいくつかの段落
そしておしまいに「さようなら」があったりする手紙のようには
こまめにけりをつけないでください わたしは終わりのない文章
川と同じに
はてしなく流れていく ひろがっていく 一行の詩

そして、NHKの朝ドラ「ばけばけ」にしても再放送の朝ドラ「マッサン」にしても、国際結婚、他国の人との交流や受け入れを主要なテーマにして、全力で異国との共存を訴えているのが、もしかしたら放送現場の人たちの強い祈りがこめられているのじゃないかと、つい思ってしまったりもする。

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カツジ猫