節分が無事終わる
親しくしていただいているお隣さんたちに、あんまり聞こえてもいかんだろうとびびりながら、雨のそぼ降る中、夕方、自分の二軒の家の周辺に「鬼は外~、福は内~」と唱えながら、一袋の豆をばらまきました。もう一袋買って来ていたのは、開封しておやつにと食べだしたけど、やっぱりすごくおいしくて、もうとまらなくて困る。節分用の豆って毎年特においしいような気がする。明日、安売りとかしてないかな。
恵方巻も予約していたけど、スーパーにはずらりと売ってて、あれー予約しなくてもよかったかなと思ったけど、注文していたのはさすがにおいしく、うっとりと食べあげた。小さめのを普通のとサーモン巻と二つ買ってて、サーモン巻の方は遅い昼食に一人で食べた。毎年巻きずしみたいに切って食べるのだが、今年は何だかこだわってしまって作法通りに、東北東を向いて黙って、一気に食べたら、苦しくなって、もっとゆっくり味わうんだったと、ちと後悔。もう一本は夕食に食べた。これは作法に関係なく解体して食べた。のそのそ点検に来た猫のカツジに、魚をわけてやったら、大喜びでぺろぺろたくさん食べて私の分がなくなるほどだった。やつはたまたま東北東を向いて食べていたから、今年もきっと無病息災で元気に過ごすことだろう。
さて、明日朝は早々に、節分グッズを片づけて、ひな祭りのディスプレイに変えないと。しかーし! 私実は窓や玄関から引っ込めただけで、正月飾りもハロウィン飾りも片づけてないんだよなあ、恥ずかしい限りだ。それもこれも小説が変に調子良く進むのがいけない。すっかり時間をとられてしまう。
チューリップはまだ元気だが、カーネーションはくたびれて来たので、短く切って小さい花びんにさし、花屋さんで新しい花を少し買って来た。スターチスとフリージア。いい香りがして美しくて、心がおどる。
これで部屋がもう少し片づいてさえいればなあ。くすん。
母が好きだった夏目漱石の「硝子戸の中」「それから」「門」などのきれいな文庫本があったので、買ってきてちびちび読んでる。「硝子戸の中」の冒頭が、変に今の自分の日常と重なって、受けてしまった。どの作品もどうってことない文章なのに、目が洗われるように清々しくて洗いざらしのシーツみたいに、快い。
今さらこんなことに気づく私も、よくよくナマっているのだけど、何とまあ京都市長選で立憲民主党は自公と同じ候補を支持していたのかい。どんな事情があるのか知らないが、この大事な時に、いったい何をやってるんだ。いい議員さんも多いけど、どうしてもこの党を支持する気になれんのは、こういうとこなんだよねえ。
さしあたり皆さま、投票には絶対行きましょう、行って下さい、お願いします。