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花火

◎今日、町で友人と会った帰り、バスの窓からずっと遠くの空に花火が次々上がるのが見えました。山や建物で隔てられて見えなくなるかと思うと、また漆黒の空に赤や黄色の大きな花が開きます。音は聞こえないので、どこか夢のようでした。よく見える場所にさしかかった時は、このままバスを降りて見ていようかと思ったぐらいです。(笑)

それにしても毎日熱波にさらされて、仕事は進まず、いらいらしています。町に出かけて冷房のある建物に入ると、ようやく平常心が戻って来て、まともにものが考えられるようになります。
なぜか、カツジ猫は、涼しい庭にも出ようとせず、その暑い家の中で苦しそうな顔で、伸びて寝ています。生存本能がないのか、修行僧にでもなろうとしているのか。

◎私はテレビをろくに見なかったので知りませんでしたが、どうやら今度の選挙では「ねじれ」を解消するというのが、いつのまにか大きな目標になっていたようで、「これでねじれも解消した」と何だか達成感を持って語っている人も多いのに、今さらと言われそうですが、あきれてものが言えません。毎日新聞の4コマ漫画でも、妻が夫に開かないビンのふたを開けてもらって、「これでわが家のねじれも解消」って、何じゃそりゃ。しかし、そのくらい、この感覚は広がってるんでしょう。

「ねじれ」そのものは、ちっとも悪いことではなく、むしろ歯止めがかからないで、ずるずる暴走する方がよっぽど恐い。
そもそも安倍さんは「悲願」とやらの憲法問題もTPPも原発もろくに議論をせず、経済一辺倒で行こうとして、それもいまひとつぱっとしなかったようだから、「ねじれ」解消を訴えたようですが、セコいなあ、すべてがもう。

憲法九条を変えるのに、まず96条から変えようとしてきた、あの姿勢と同じですね。きちんとした議論や説得をしないで、いつも、その手前の、たかが手続き、たかが現象にすぎないことをとりあげて、そこから切り崩して行こうとする。どんな思想や理念を持っているか以前の問題として、こういうことをする政治家は政治家としても人間としても、私は信用できません。タカ派(とか言ったらソフトバンクホークスに失礼か)というけど、やってることは、どう考えても、ただの小心者ですよ。

◎「大学入試物語」を続けます。この部分は、ぜひとも皆さんに読んでほしいし、広めてほしいところです。

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カツジ猫