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行ってあげてよう

昨日の授業で学生にも言ったのだけど、この前、博多座に歌舞伎を見に行ったのですよ。そしたら昼の部はまあまあ入ってたけど、夜の部がもうガラガラで、気の毒で申し訳ないぐらい。演目は、ものすごく有名なのじゃないけど、古いのと新しいのをセンスよくとりまぜてあるし、演出なんかも、とても工夫してあってサービス満点だし、役者は皆、最高にがんばっていい演技してるし、あれを見ないっていうのは惜しいよ。罰当たりってもんだよ。

昼の部の「金閣寺」も私は何回か見てるんだけど、雪姫さんの縄食いちぎりに来る白ネズミが君はフェレットかちゅうぐらい大きかったので笑ってたら、最後に桜吹雪の中に消えるというところで、いや、黒子の人の棒の先にくっついて、動いてるだけなんだけど、いきなりくす玉みたく割れて中から桜の花びらが吹き出して飛び散るって大サービスだしさ。

夜の部の「八重桐廓噺」も、これ多分私初めて見るんだけど、白藤と八重桐の二人の女武道の戦いぶりが、いやーもう、きれいで凄みがあってカッコいいしさあ。「土蜘蛛」も何度か見たけど、いろいろサービス満点で、特に菊之助の土蜘蛛の精の僧侶に化けてるときの無気味さったらもう、ぞくぞくしちゃったぐらい素敵でした。

当日行ったら、2500円とかで、一幕だけ見られるシステムもあるし、今まで見たことない人でも、どうかふらっと行って話の種にごらん遊ばせ。面白いんだからもう絶対。

そうそう、始まってすぐだからかもしらんけど、おいおいと言うぐらいせりふを覚えてない人もいて、教える声があからさまに聞こえたりするのもね、ちょっと面白かったわよ。そのうち覚えてしまわれるでしょうから、それ見たいなら早めにどうぞ。

昨日たまたま補講だったんで、学生にその話して宣伝したあと、スーパーで買い物してイートインコーナーでコーヒー飲んでハガキ書いて、帰ろうとしたら雨がぽつりぽつり。けっこう大降りになりそうなので、ひゃあ洗濯物干してたとあわてて帰ってきたら、途中からぱたっと雨のかけらもない。

あー宗像ってこれだからなあと思いながら、やっぱり明日は水まきせねばかとあきらめつつ家について、しばらくしたら、雨が追いついてきたのか、ざあざあ降りになった。やったね。おかげで今日は涼しい。でも疲れてるせいか、体調がいまいちなので、片づけは思ったほどは進まない。ま、無理はしないでおくか。

カツジ猫の胸の毛玉は、何となくとれてなくなったようで、一安心してます♪

写真は田舎の家にあった古い井戸。今は石垣の上に移動させています。現役だったころも知ってるので、かわいくって好きだったの。

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カツジ猫