雨とパンと猫。
◇こちらは今日もまた、朝から雨です。
少し小ぶりになったら、枯れた花と生ごみを捨てに庭に出ようと思ってるのですが、なかなか雨脚が弱まらない。
今朝いつも行く店にパンを買いに行ったら、ここは安くておしゃれでおいしいパンが多いのですが、焼き上がりのふかふかのローズマリーなんとかというのがあって、喜んで買って来ました。でも出来上がりほやほやすぎて、袋から出したら、ちょっとぺちゃんこになってました(笑)。
まだ暖かいのを大急ぎで食べて、しあわせーな気分です。
でも今日こそはもう、論文をがんばらないと地獄に落ちそう。3時にゆうパックの配達の人が来る予定なので、それまでせいぜい仕事に集中します。
本当は今日は、この地域の母親大会が開かれていて、講演なんかも聞きに行きたかったんだけど。
◇昨日の九条の会は、参加者も意見も多くてにぎやかでした。
事務局の一人の男性が心筋梗塞で入院手術したばっかりで、私は相当びびって「もー、あなたが倒れるなんて、私が人生で一番恐れてる三つのことの内の一つだったのに。あとの二つはまだよく考えてないけど」と、バカなこと口走ってたのですけど、他のメンバーは平気で彼に「足あるう?」とか「タバコやめないと」とか荒っぽくからかっていました。すごい(笑)。
考えたら、他のメンバーも皆高齢で病気抱えてる人が多く、しかも職場や地域でいろんな活動して苦労してきた歴戦の勇士?ばっかりで、入院も手術もそんなに珍しいことでもないのよね。あらためて、志の高い人たちの集りだと実感しました。
何しろ、閣議決定の夜、その手術した人のところに(そのことは知らない)別のメンバーから、「明日は何もしないのか、黙ってるのか」と深夜に電話がかかったそうで、それ聞いた私が「すごい」と感心すると、彼は「いや、その○○さん(電話かけてきた人)だって、相当いろいろ体調悪いらしんですけどねえ」と笑ってたもんなあ。
昨日来ていた共産党の議員さんも、「閣議決定のあと、党員じゃない人から『抗議デモとか何かしないのか』と言われて、今のところは予定してないのですがと言ったら、じゃあと言ってカンパをくれた」と言ってました。
皆の中に、これまでとちがった危機感が生まれているのを感じるし、その受け皿を私たちが作り切れていないもどかしさも感じます。
深夜の電話のおじさんは、昨日も出席していて、「県の九条の会とも連携して、全県的に何か行動しないと」と強調していました。
…なんかもう、96歳の母にしてもそうですが、命も身体もぽんぽんなげうって信ずることのために行動する老人たちのすごさって、いやそりゃ私も老人ですけど、志はそこそこありますけど、迫力負けしそうで困る。
世話人代表たる私は、「皆さん、でもせめて、身体は大事にして下さい、長い戦いなんですから」とか、議員さんには「共産党の『しんぶん赤旗』は、そりゃ限界も片よりもあるかしれないけど、あれが今なくなったら、もうどうなるかわからなくて本当に恐い。絶対、弱みをつかんで廃刊に追いこもうとねらってる人がいるに決まってるんだから、重々気をつけるよう伝えて下さい」とか、後ろ向きとは言わないまでも、ななめ横向きのヘタレな発言ばっかりしていました。
まあ、詳しい話の中身は、また後ほど。っていうか、私の仕事が少しは進んだ後でまた。
◇古本屋に注文したレマルクの小説が、ぼちぼち届き始めました。読みたくてうずうずするのだけど、仕事が仕事が仕事が(笑)。
ここ数日は寝る前に、書庫の本棚から気分だけでひょいとひっぱり出した「吉原はこんなところでございました」という文庫本を読んでました。
前に読んではいたのですけど、あらためていろいろ面白くて、でも今は従軍慰安婦のことや、戦地に行く前に登楼した兵士たちのことやら、さりげなく出てくる話が、いやでもそこだけ文字が浮き上がってくるように、ものすごく鮮烈に身に染みます。
◇外猫のしまおは、どこかで雨宿りしているのか、姿を見せません。彼はこのごろエサも残すことが多く、体調が悪いのじゃないかと心配です。さわらせもしないですから、つかまえて病院に連れて行くことなんか絶対できそうにないし。
きっと、このブログでもぜいたくが過ぎると皆さんからにらまれているだろうカツジ猫は、ごはんを食べて、ふにゃっとした顔でベッドの上で眠っています。ここ数日また毛がぬけているようで、そろそろブラシをかけてやらないといけないかもしれません。