電通の旗
私、最近、安倍晋三に影響受けて、いやほんとマジで、いろんな約束平気で破るようになったんですよ。昔はというか、ちょっと前までは「後で来る」とか言ったら無理しても来てたのに、最近は平気で寝てしまったりする。
それってやっぱり、これほど政府がひどいむちゃくちゃしてたら、こっちの気も何となくゆるんでね、道徳心が低下してるんだと思います。単に年をとって体力なくなっただけじゃなく。
そうそう、忙しいからゆっくり読んでないけどさ、これによると、
好意的な受け止めが広がる一方、防衛省は誰の発案で、いつ決まったのか明らかにしていない。約20分にわたった異例の“航空ショー”について、省内からも説明を求める声が上がっている。
「プロセスはどうでもいいだろうと思う」
フライトを直前に控えた当日の記者会見。河野太郎防衛相は概要や趣旨を説明する傍ら、誰が発案したのか問われると、こうはぐらかした。丸茂吉成航空幕僚長も飛行後の記者会見で「飛行することが重要で、プロセスは控えたい」と述べた。
と言うんですが、昨夜フェイスブックでも書いたけど、一応まがりなりにも首都上空を昼の日中に戦闘機が飛んで、誰の命令でいつどう決まったかプロセスがわからないなんて、それもう国家としてちゃんと成立しとるんかい。どう考えてもまともじゃないわ。
そもそも、こんなにぼやかすのは、あの航空ショー、期待してたほどは圧倒的な好評じゃないと何となく感じているからなのかしら。それもまた、思いっきり情けない。
それと、安倍政権がうしろぐらいあやしげなことしてるのに、いつも登場するのが「電通」みたいだけど、私、昔、学生時代にいろんなデモや集会に行ったとき、記憶違いかもしれないけど、よく「電通」の旗を見たんですよ。三角形みたいでシャープな小さめのカッコいいやつ。検索してみたけど見つからなかった。私は政治にも組合にも、そう詳しくもなかったけど、その旗はいつのまにか覚えて、だから電通と言うと、頼りになる頼もしい仲間という印象がずっと強かったの。ただのイメージで思い出だけなんですけど、何だかつらい。
「夏をなくした少年たち」と「パイロット・フィッシュ」の文庫本二冊、どっちもそこそこ面白かったから、どっちの作家にはまろうかと思って迷ってる。私の好みは「夏をなくした少年たち」の方かなとも思うんだけど、この人の魅力ってまちがってたら超すみません、郷静子の「れくいえむ」みたく、一生に一度しか作家が書けない輝きの作品じゃないかなって気もするのですよね。まあそれを確かめたいから他のも読むというのもありだけどさ。
こういうのは私疲れたときにベッドにひっくり返って読む本なので、いつも何かないと困るんですよね。どっちにしようかと決められずにいたら、まだ読んでなかった米澤穂信の文庫本「巴里マカロンの謎」が机の下の本の山から見つかって、今それをちびちび読んでます。そうしたら妙にマカロンが食べたくなって、今日は買い物に行かないつもりが、危うく車を出すところでした。
明日から6月。そう言えば私の新刊「断捨離乱れ箱」も明日発売です。前の「断捨離狂騒曲」に比べて、ちょっとだけハードでダークと思うので、どうぞあわせてお楽しみ下さい。ブログで公開したものを整理して、小見出しをつけて読みやすくしています。以前に北窓書屋さんが書いて下さったように、縦書きで読むと印象がかなり変わるらしいので、そこも味わっていただければありがたいです。ご注文はこちらまで。