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鶯と百合と墓

じゅうばこさん、キャラママさん

お二人がハードボイルドな世界に浸って居られる間に私の方では墓の改修が何とか終わりまして開眼供養も済ませました。折よく東京から伯母も来てくれまして、母も一緒に御住職の読経に立ち会う事が出来ました。大変に良い天気で読経の間ずっと鶯の声がして居たと母は喜んで居りました。
ほぼ私の考えて居た通りの墓になって安心して居ます。中央の黒御影は前の物を用い、周囲は一面淡いピンクになって居ます。道から上がる階段と墓の前に行く部分が参道の様にやや濃い色のピンクになって居ます。これは石材店の方の発案で、結果として大変良かったと思います。
周囲の昔ながらの正当な形のお墓に適当に溶け込み、適当に異彩を放って居る辺りも私の望む通りで嬉しいです。

かなりの大金をその日の内に石材店さんに振り込んで、またお金が相当に減り何かと心細い事ではありますが、くよくよしても仕方がありません。
その一方で日本の自殺者が去年以上に多くなって居り、それが経済的理由が主らしいとの報道を見聞きすると、この墓の代金でそれらの方々を何人か救えるのではないかと後ろめたい思いもするのです。
せめて、この墓が私にそういった事に立ち向かう力を与えてくれる事を祈るばかりです。

お二人から頂いたピンクや真紅の百合の花が黒御影と桜御影の墓地に心憎い程良く似合いました。有難う御座います。
キャラママさんのお墓の方は進行具合は如何でしょうか。希望通りになると良いですね。

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カツジ猫