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黄色い水仙

写真を撮るのも掲載するのも追っつかないほど、庭には花が咲き乱れている。あいにく雑草も茂っているので、あんまり見た目はぱっとしない。
 ゴージャスな黄色い水仙が一本倒れてしまっていたので、ちぎって来て窓辺のびんにさした。窓の外にたまたま見える黄色の愛車(これも洗ってやらなくちゃ!)と呼応して悪くないじゃないか。

その車だが、代々とてもお世話になっていた、良心的で有能で、頼りになった近くの自動車工場が、三月末で閉鎖されてしまった。昨日、最後のお礼とごあいさつに行ったら、私が何度かこすって傷をつけて持って行った時とかに補修してもらっていた、黄色の塗料のスプレーの残りを下さった。お守りに車に入れておくとしよう。

まあこうやって、車も自分もいろんな人に大切にしてもらって生きながらえてきたわけだから、せいぜい大切にしておかなくてはならんなあと、つい思う今日このごろ(笑)。

なかなか咲かなかった桜が、町中のいたるところで、この数日一気に満開になった。桜がすごいというか好きなのは、ふだんはどこにあるかわからないのに、花が咲いたとたん、突然正体をあらわすというか、いたるところで、「そこにいたんかい!?」みたいに姿を見せて、あたり一面の風景も変えてしまうことだ。車で走っているだけで、昨日と同じ町なのかしらと思ってしまうほど、ちがう世界が展開する。

明日はいつも春の楽しみにするサンリブ裏の川の岸に行ってみよう。きっともう、とっくに満開になっているんだろうと思うとわくわくする。

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カツジ猫