1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. やっぱり桜?

やっぱり桜?

この近くでは、福岡教育大学のキャンパスと並んで、ひょっとしたらそれ以上にみごとな、サンリブ横の小川の両岸の桜が、私の毎年のお花見コース。今年はまだ咲いてなかったが、そろそろ開き始めそうだから、今日、偵察に行こう。

で、風呂場に貼ったツバメの手ぬぐいもいいのだが、やっぱり桜を見たいなあと一昨日、衝動買いしちまった、しだれ桜の手ぬぐいをしばらくは貼ることにした。

中洲の大洋映画館が昨日閉館だったのか。学生時代からよく行ったから、ニュースで見てちょい感無量だった。ほんの一時期ポルノっぽい作品を上映してたこともあったような記憶がある。でもその後はまたずっと、いい映画を見せてくれていた。老朽化が理由らしいが、どこかで再開してくれたら、うれしいのだけど、無理を言うのも申し訳ない。

学生か院生のころ、ここで「人間の条件」を全編徹夜で一気上映してくれたのを見て、宮口精二の王享立の魅力に震え(それについては、「情けあるおのこ」の第三章の中の「鉄条網のこちら側」に書いている)、英国映画の「わが生命つきるとも」と並んで、したたかに、正義や信念を守り抜く方法を目の当たりにして、生きて行くめやすが再び生まれたことも忘れない。たしか、その後数回、「人間の条件」の一気上映をしてくれて、その度に、学生や友人を誘って行ったような気もする。「嘆きの天使」や、ひょっとしたら「ソドムの市」も、あそこで見たのじゃなかったかしらん。

そう言えば、今日はエイプリル・フールだったか。
 かつてナチス・ドイツと戦って多くの犠牲者を出した国や、大きな被害を受けた国が、今そのナチス・ドイツにもひとしいような行為を連日堂々とやってのけ、国内では金の亡者と権力の奴隷としか思えない人たちが、政治家や支配者どころか人間としての誇りも羞恥心もかなぐりすてたような行動や発言を続けており、戦争参加も核使用も平気でやってのけそうな、この現実の状況自体が、いっそ全部エイプリル・フールの冗談で、嘘であってほしい。今、世界と日本で起こっていることは、実に、そのようなレベルだよもう。

Twitter Facebook
カツジ猫