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12月9日と10日の催し

◎皆さまへ

「むなかた九条の会」では、赤間西コミュニティセンター(三郎丸バス停から1分、JR赤間駅から徒歩10分)で、9日の日曜日、13時30分から、

講演「福島第一原発事故から何を学び、取り組むのか」
 (庸修人体に及ぼす影響
 被ばく周辺地域の住民の不安や恐怖に横たわるものをつかむ
 今回の事故の問題点と対応のあり方を考える

という内容で、医師小西恭司先生のお話を聞きます。
先生は、全日本民医連福島原発事故被ばく対策本部長として、今回の事故に深く関わって来られました。

先日のお母さん方のお話と同様、「聞いてみなければわからない」ことは、本当にたくさんあります。
原発に対して、どんな考えを持っておられる方でも、かまいません。とにかく少しでも多くの情報を聞き、これからの私たちの暮らしを守り、未来を守る材料にしましょう。

現地に行かれた若い弁護士さんたちの作ったDVD(25日に上映したもの)も再度上映します。これは私も見たので、またここでも内容を少し紹介します。
JR福島駅に降り立った一行の皆さんが、人や子どもがふつうに通っている、そのへんの草むらや、雨どいの下を計測したら、福岡の10倍ぐらいの放射能の数値があっさり出て、雨どいの下などでは針が振り切れるというか、99.9999・・・の計測不能数値になるなど、やりきれない映像があり、その計測器は駅前のコンビニでふつ~に売ってたのを買ったということで、何だかもう、その現状にむしょうに腹がたつのです。

地元の方々との話の中で、義援金をもらったところ、400何人かのうちの200何人かが(すみません、手元にメモがないので、今度ちゃんと数を確かめます。でもこのぐらいだったと思う)が生活保護を打ち切られたとか、各家庭で、あそこの家はどれだけお金をもらったとかいうことが話題になって、もらったと言われた家の子が学校でカツ上げされたとか、これまた、いろいろたまらない話がありました。

参加者には、資料代として、500円をいただきます。質問や話し合いも入れて、16時には終わる予定です。どうぞ皆さん、お出かけ下さい。
ちなみに、私が司会です。大丈夫かしらん。(笑)

◎そして、昨日も書いたように、次の日の10日には、お隣の福津市の宮司コミュニティセンターで、避難して来られたお母さんたちの話や映画の上映があります。
コメント欄に投稿してくださった芝野さんも話されます。先日の25日に、会場との話し合いの中で、「私たちは被害者であるとともに、これまで原発を黙認してきた加害者でもあります」と語って下さったのが、忘れられません。

現地に残っておられる家族やお母さんたちもいます。その方々は、そういう道を選ばれたわけです。その方々のことも私たちは忘れないで、何ができるかを考えなければなりません。そのためにも、避難されている方々の話をぜひ聞いて下さい。

◎それから、何度か紹介した、動物救援団体のブログの昨日今日あたりの記事も、どうぞ読んでみて下さい。
さまざまな団体が、警戒区域をはじめ被災地の動物を救ったのですが、この団体もその一つです。もともと広島の団体で、被災地での活動の中で、栃木に拠点を作って活動していましたが、数日のうちに、広島に引き上げることになって、引越し準備をしています。いろいろな意味で信頼できる団体です。

保護した動物の中で、飼い主がわかっていても、まだ引きとれない犬や猫は、広島に連れて行くことになっていて、この数日、飼い主さんがお別れのあいさつに来ています。
どの話も胸が痛いですが、とりわけ私がつらかったのは、皆に「ペットをおいて避難するよう命じた」、町の職員さんの話です。「そんな自分が、どうしてペットと暮らせるだろう」と思っている、この方の気持ちは、想像するにあまりあります。

原発を使いつづけるということは、こういうことや、こういう人を、今度は私たちの住む地域で生みだすということに、他なりません。
こんなことに、選択の余地なんてあるのかなあ?
原発をとめられない大きな理由の一つは、廃棄物を青森だか外国だかに持って行けなくなって、各市町村で保管するしかないからというのは、もうシュールすぎて、小説「キャッチ22」なみの倒錯した理論だと思いますが、どうでもしょうがないのなら、私は自分の国でも地域でも廃棄物を保管することを選びますよ。とめるのに、他に方法がないんだったら。あたりまえでしょう、そのくらいの度胸が国民にないと思ってもらっちゃ困る。・・・え、これって、もしかしたら選挙活動になるのかな? まあいい、とにかくアドレスを下に紹介しておきます。

http://blog.livedoor.jp/inunekoblog/

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