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あららー

燃えるごみの収集が、今日までお休みなのか。

昨日は唯一残っていた、中庭の端の排水用の溝をきれいにしました。楽勝と思っていたところがですよ、元気になりすぎたジンジャーが、この溝まで進出して、何と溝の中いっぱいに球根と根がつまっている。
にっちもさっちも行かなくて、結局ノコギリでギコギコ球根を切って分解して引っ張り出すという、第二のラスボスとの大格闘になりました。

ひっぺがした球根の一部がこれ。写真ではいまひとつ、そのすごさが伝わらないのが残念。これがぎっちり排水溝につまっていて、もう何年か放っておいたら、コンクリートの溝も壊したのではあるまいか。おそるべし植物の力。

まあ、それはともかく、一応溝は掃除して、輪っかの柵をはめました。

植物が強いと言ったけれど、その一方で先日の朝ホースを凍らせた寒さのせいで、カンナやその他の花々がやられて、くしゃくしゃになっちゃいました。どうぜ花は終わっていたし、これらを刈り取ってやらなくては見た目が悪い。ウッドデッキに積み上げた切り取った枝々も、少しずつでも片づけないと、雨で濡れたり腐ったりしたら、きっとウッドデッキが傷む。あーあ、庭仕事には果てしがないのね。いいエクササイズにはなるけれど。

その作業の間、携帯用のラジオで箱根駅伝をずっと聞いていました。母が生きていたころ、毎年いっしょにテレビで見ていて、毎年母が「不思議なもんやねえ。何の工夫も変哲もなく、ただただ人が走るだけなのが、こんなに面白いなんて」と感懐をもらしていたのを思い出します。

アベ元首相のこととか原発のこととか、書きたいことがいっぱいあるのに、そんなこんなで書く時間がとれない。
まあ、夏にバテた体調が、まだ万全ではないので、今ひとつ、だらだら自分を甘やかしてるのもあるのだけど。

それで、お金もないのに、あいかわらず、しょうもないラノベ風の軽い本を買いこんではベッドで読み飛ばしています。でも、ほんとに、そんなに悪くもないよ、この手の小説。
「ゆきうさぎ」シリーズとか、「猫番館」シリーズとか、うまい料理のお店を舞台に、カッコいい店長の男性と、がんばり屋のかわいい若い女性を中心に、周囲の人たちの家族や職場や人間関係を含めて、いろんな問題を描きながら、結局皆が幸せになる。
身近で身につまされる問題も登場し、キャラも大人数なわりにちゃんと描き分けられてるし、人権だの女性(男性)観なども基本的にきっちりしっかりしているし、前にも書いたけど、戦後民主主義と平和憲法の生み出した、よき土壌が根本にあるから、安心して読める。

そこを信頼して読めると、何だかこれらの小世界の中での葛藤やごたごたは、ほとんどもう「紅楼夢」「源氏物語」と共通する快感や魅力を生む。きっと当時の読者たちは、こんな気持ちで宝玉や黛玉、光源氏と紫の上の恋模様を、うらうらと楽しんでいたのにちがいない。
私は、小さい時から軍記物や社会政治もの、戦争小説は好きでずいぶん読みもしたが、恋愛小説の面白さはちっともわからず、読んでもどこがいいのかわからなかった。70代も半ばになって、その楽しさにめざめたような気がするのも、思えばつくづく幸運なことだ♪♪

写真は、私が元旦の夜明けに手づから拭いてきれいにした愛車。まあまあ見られるきれいさにはなったし、洗車代が浮いたのがありがたい。よく見えないけど、ちゃんとしめ飾りもフロントガラスにくっつけているのよ。

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カツジ猫