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そこに何を書くのかな?

いろんなスポーツが皆開催中止になって、私が気晴らしにのぞいていたプロ野球のファンサイトも静かである。西武の山川選手はピアノと書道にはげみ、ホークスの選手たちの一部は料理がブームになってるらしいが、どちらにしても彼らの一番の魅力はプレーしている時だなとあらためて思う。以前ふと録画していて見ないままのオープン戦の試合でも見ようかと思うが、下手すりゃ一年間それをくり返し見て欲求不満の解消にすることになりゃしないかと思うと恐い。もっと録画しときゃよかった(そこかい)。

当然、新聞のスポーツ欄もほぼなくなった。私が取ってる毎日新聞はいろんな記事もがんばっていて、いい新聞だと思っているけど、数年前から妙にじわじわスポーツ欄の記事が増えて来て、前からこんなに多かったっけと不思議にも不安にも思っていた。知り合いの元女性市会議員と、政治や社会のことを書くとバッシングや圧力やもめごとがあるからってんで、無難なスポーツ記事に逃げてるんですかね、危険な兆候だわとよく話していた。

それがばっさりなくなって、ある意味国民の目くらましが消えてしまったわけだけど、しかもそれを本来なら補うのによさそうな、芸術や芸能関係のイベント記事もこれまた自粛でなくなって書けないとあっちゃ、そこに何を書くんだろ。本当に料理とか家事かな。それともコロナ一色か。
本当は、今もっと、家にこもっている間に、新聞とるほどの余裕のまだある人はってことだけど、いろいろじっくり世の中や自分のことを考えてみることがすごく必要なのだと思うけど、そういうのに、役立つ記事って何なんだろう。

マスクにしても他の何にしても、安倍晋三の一言で決まってしまって、周囲さえ逆らえないこの状況は、もう改憲も緊急事態条項(宣言ではない)も独裁も通り過ぎちゃってるって感じさえある。末端というか現場はそれなりに機能して何とかがんばっていても、トップと中枢はもう機能不全の末期症状で、それを皆が地球にぶつかって爆発する小惑星の接近みたいに、見ないふりして、忙しくして、あきらめて、無視している。私にもいい案があるわけではないが、新聞はこういうときに、スポーツ欄の空白に何を書くことにするのだろう?

写真は、田舎に帰ったときの桜。もうずいぶん開いていました。回りにいるのは地域の人がおいた「かかし」です。

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カツジ猫